今回は、テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】から、「人気のラーメン店職人が通う絶品ラーメン第3弾」の内容をもとに、話題のラーメン店を紹介します。
行列店の店主が通う名店にはどんな魅力があるのか、また店主たちがこだわるポイントやお気に入りの一杯について、深掘りしていきます。
「そらのいろ NIPPON」から始まったラーメン調査
東京駅のラーメンストリートにある「そらのいろ NIPPON」を皮切りに、塩ラーメンの名店や行列が絶えない生姜そばの店など、人気ラーメン店6店の調査が行われました。
今回紹介するのは、その第2弾の最後の店舗、板橋区に位置する「下頭橋ラーメン」の店主のおすすめのラーメンです。
「下頭橋ラーメン」店主の行きつけは意外なチェーン店
女性にも人気の濃厚背脂ラーメンを作る下頭橋ラーメンの店主・堀内さんが衝撃を受けたのは、意外にもチェーン店「桂花ラーメン」でした。
堀内さんは「熊本のラーメンで、本当に衝撃を受けました」と語り、その味の印象が40年経った今でも鮮明に残っているそうです。
訪れたのは、新宿三丁目駅からすぐの「桂花ラーメン 新宿末広店」です。
桂花ラーメン【公式】
桂花ラーメン 新宿末広店(GoogleMap)
熊本豚骨ラーメンの老舗「桂花ラーメン」
昭和30年に創業した「桂花ラーメン」は、熊本豚骨ラーメンの老舗であり、現在は熊本と東京に15店舗を展開しています。
ここでは、阿蘇の名物である高菜漬けがたっぷりとのった「阿蘇拉麺」(950円)や、ピリ辛のタレがかかった「赤桂花ラーメン」(950円)を提供しています。
堀内さんが忘れられない「太肉麺(ターローメン)」の味
しかし、堀内さんが特に衝撃を受けたのは、阿蘇拉麺や赤桂花ラーメンではなく、別の一品「太肉麺(ターローメン)」でした。
太肉麺は、口の中で溶けるような柔らかい肉がたっぷりのったラーメンで、その価格は1300円です。
丁寧に作られるスープとこだわりの具材
桂花ラーメンのスープは、豚と鳥のガラを2日間かけて炊き上げた真っ白な豚骨スープ。
チェーン店でありながらも、各店舗でスープの仕込みを行うというこだわりを持っています。
ラーメンに使用される麺は中太のストレート麺で、固めに茹でることでコシを出しています。
具材も豊富で、茎わかめ、ネギ、メンマ、たっぷりの生キャベツ、そして大きな角煮が2つと煮卵がのっています。
特にこのラーメンの味の決め手となるのが、「謎の黒い油」です。
15年通うファンも虜になる「マー油」の風味
長年通うファンは、この「黒い油」に魅了されていると言います。
この黒い油の正体は、ニンニクと香味野菜をラードで揚げた焦がし油「マー油」。
その独特の香ばしい風味は、ラーメンの味わいを一層引き立て、お昼時には店の前に待ちが出るほどの人気です。
太肉麺が看板メニューとして人気
桂花ラーメンのメニューの中でも、約半数が注文するほどの看板メニューである太肉麺。
コッテリとした豚骨ラーメンですが、食べ終わった後は意外とさっぱりした印象を受けると評判です。
さらに、野菜がたっぷり含まれているため、食べた後の罪悪感が軽減されると感じるお客さんもいます。
大迫力の「太肉1本盛」も登場
角煮好きにおすすめの「太肉1本盛」は、20センチを超える大きな角煮がそのままのったインパクトのある一杯。
価格は2500円です。
この具だくさんのラーメンには、創業者・久富サツキさんの「お客さんに栄養豊富な食事を提供したい」という母としての想いが詰まっています。
店主・堀内さんおすすめのラーメン店「Morris」
ラーメンのプロである堀内さんがおすすめするラーメン店は、板橋区・大山にある「Morris(モリス)」です。
ご夫婦で経営しているこの店は、店頭にバナナのぬいぐるみが吊り下げられているそうです。
板橋区のラーメン店「Morris(モリス)」の魅力とは?
東京都板橋区、東武東上線大山駅から徒歩6分に位置するラーメン店「Morris」は、その独特な雰囲気と味で多くのラーメンファンを魅了しています。
この店の特徴のひとつは、店頭に吊るされたバナナ。
バナナが目印のラーメン店として注目される「Morris」ですが、その創業は2008年。
おしゃれなカフェのような外観ですが、幅広い世代の客層で賑わうラーメン店です。
Morris(X)(旧twitter)
Morris(モリス)(GoogleMap)
看板メニュー「中華そば」とそのスープへのこだわり
「Morris」の看板メニューは「中華そば(味玉のせ)」。
価格は1000円で、魚介だしと豚骨スープを合わせた奥深いダブルスープが特徴です。
このスープは、煮干しや鰹節から取った魚介だしと豚骨スープを別々に炊き、1杯ごとに醤油だれと香味油と合わせて提供しています。
スープが黄金色に輝き、魚介の風味がしっかりと香る仕上がりです。
お客さんからは、「魚介の味がよく利いている」「複雑で奥が深い味わい」と評判で、店主の松田徹時さんがこだわる「1杯ごとに作り上げるスープ」の魅力が伝わってきます。
メニューごとに異なる自家製麺
「Morris」では、店主が粉から作る自家製麺を使用しています。
中華そばの醤油スープには中太ストレート麺を、塩スープの中華そばには細麺を合わせています。
塩スープの方があっさりした風味を持つため、細めの麺でスープをしっかり吸い上げるのです。
つけそばには全粒粉にタピオカ粉を加えた太麺を使用し、ツルツルもちもちの食感を実現。
特に350グラム以上の大盛り麺は中学生の子どもも夢中になるほど人気で、噛めばもちもちとした食感が口いっぱいに広がります。
月に1週間だけ「桃次郎商店」に変身するラーメン店
「Morris」は月に1週間だけ「桃次郎商店」に店名を変え、異なるラーメンを提供しています。
この期間は店主の妻・愛さんが厨房に立ち、通常の「Morris」とは全く異なるメニューが楽しめる特別な機会となっています。
バナナの由来はコロナ禍での工夫
店内に吊るされたバナナが話題の「Morris」ですが、実はこれはコロナ禍での工夫から生まれたものです。
売上が落ち込んだ際にバナナジュースの販売を開始し、それがきっかけで店内にバナナが飾られるようになりました。
現在もバナナジュースは提供されており、その味も美味しいと好評です。
店主・松田さんの行きつけラーメン店「幻のタンポポ」
「Morris」の店主・松田さんが行きつけとしておすすめするのが、埼玉・長瀞にあるラーメン店「幻のタンポポ」です。
この店は独創的なラーメンを提供し、訪れる価値が十分にあると松田さんは語っています。
「幻のタンポポ」はテレビ取材をほとんど受けない方針を持っており、取材は難しい状況でしたが、松田さんが取材交渉を行い、撮影が実現しました。
こうして、板橋区の「Morris」で始まったラーメン探訪が次に向かうのは「幻のタンポポ」。
Morrisの一杯に魅せられたお客さんも、さらに新たな味を求めて訪れることになるでしょう。
埼玉県長瀞の「幻のタンポポ」—唯一無二のラーメン
長瀞の宝登山神社へと続く参道沿いに店を構えるラーメン店「幻のタンポポ」は、4年前にオープンした新しい店舗ですが、秩父や千葉、さらには京都など、遠方からわざわざ訪れる客もいるほど人気のラーメン店です。
幻のタンポポ 宝登山参道本店(X)(旧twitter)
幻のタンポポ 宝登山参道本店(GoogleMap)
看板メニュー「活はまぐり塩そば」のこだわり
「幻のタンポポ」で最も人気のあるメニューは、「活はまぐり塩そば」(1350円)です。
大きなハマグリが5つも入り、プリプリとした食感と濃厚な風味が特徴です。
豊洲市場から直送された新鮮なハマグリから出たダシがスープに溶け込み、普通の塩ラーメンとは一線を画す濃厚さと満足感が味わえます。
実際に来店客の多くが、麺を食べ終わった後もスープを飲み干し、どんぶりを空にするほどです。
地元秩父の旬の野菜と意外なトッピング
店主の久米善夫さんは、「唯一無二のラーメン」を目指しており、ハマグリ以外の食材にも強いこだわりを持っています。
毎朝、地元秩父の道の駅に立ち寄り、旬の野菜を仕入れてラーメンに日替わりでトッピング。
この工夫により、その時期にしか味わえないラーメンが完成します。
例えば、「幻のタンポポ」では驚きのトッピングとしてグレープフルーツを使用することも。
少し甘めのグレープフルーツはハマグリのスープに意外とマッチし、フレンチのようなアクセントとして楽しめると評判です。
元フレンチシェフの技法が生かされたラーメン
「幻のタンポポ」の店主・久米さんは、もともとフランス料理のシェフとしてキャリアを積んできた経歴の持ち主。
そのため、ラーメン作りにもフレンチの技法を取り入れています。
スープのダシはブイヨン状に仕上げられ、これがラーメンのスープに深い味わいを与えています。
また、麺は全粒粉にオリーブオイルを加えた自家製麺を使用し、麺を茹でる際にはラーメン用のざるではなく、細かい目のパスタ用ざるを使うなど、細部にまでこだわりが行き渡っています。
ここでしか味わえないカマンベールチーズのラーメン
「幻のタンポポ」では他にも、ラーメンにカマンベールチーズをトッピングするという独創的なメニューも提供されています。
トロトロに溶けたカマンベールがスープと絶妙にマッチし、ここでしか味わえない一品として人気です。
「幻のタンポポ」の店名の由来
店名の「幻のタンポポ」は、ちょっとしたエピソードがあります。
以前、が池袋で店を出した際、店の前に咲いていた小さなタンポポにちなんで「タンポポ」という名前をつけたそうです。
しかし、「池袋 タンポポ」で検索するとクリーニング店が多くヒットしたため、「幻の」を加えて現在の名前になりました。
店主・久米さんが転身のきっかけを得たラーメン店「桑バラ」
久米さんがラーメン職人としての道を歩み始めたきっかけは、池袋にある塩そば専門店「桑バラ」の一杯に感動したことでした。
それ以降、独自のラーメンを作り続け、長瀞で「幻のタンポポ」を開店させるに至ったのだそうです。
まとめ
「イット!」の特集【しらべてみたら】で紹介された、行列のできるラーメン店主が通う絶品ラーメン店。
熊本ラーメンの「桂花ラーメン」から、夫婦経営の「Morris」、そしてフレンチシェフが作る唯一無二の「幻のタンポポ」まで、どの店も独自のこだわりと愛情が詰まったラーメンを提供しています。
ラーメン好きの方はもちろん、ラーメン職人が認める味を一度体験してみてはいかがでしょうか。
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