文化祭やお祭りで盛り上がる「顔はめ(顔出し)パネル」を段ボールで安く・早く作る手順を解説します。必要な材料、サイズ目安、簡単3ステップ、雨対策までこの1本でOKです。
まず初めに概要、そのあと、実体験に基づいた手順を解説します。
製作途中で、「あー!こうすればよかったのか!」と後悔しないために、必ず、一度全文を一読したうえで工程に入りましょう。
顔はめパネル/顔出しパネル/顔はめ看板の呼び名と意味の違い
全国いたるところで見かける、その土地ゆかりのある絵柄に顔を出して記念写真を撮るパネル。
このパネル、「顔はめパネル」「顔出しパネル」「顔はめ看板」などいろいろな名称で呼ばれますが、実は正式な名称はありません。すべて同じ用途なのに、呼び名が異なっているだけです。
ですから、以下の手順でできたものは、「顔はめパネル」「顔出しパネル」「顔はめ看板」のいずれで呼んでも問題ありません。
この記事ではこれ以降、あくまで便宜上ですが、「顔はめパネル」と呼ぶことにします。
顔はめパネルの難易度は?コストは?
今回は文化祭や納涼祭などのイベントを想定して、実際に私が職場の納涼祭のために作った工程をベースに、屋台のお面屋さんをモチーフにした「顔はめパネル」の作り方を解説します。
このパネルはたいへん好評で、納涼祭の後も職場にしばらく飾っていてくれました。

難しそう…



紙を切ったり貼ったりするだけなので簡単です。



時間がかかりそう…



大掛かりに見えますが、準備さえしておけば1日でできます。



どれぐらい費用がかかるの?



材料費だけなら2,000円程度で済みます(工具代別)。
いかがでしょうか。挑戦してみたいと思いませんか?
各種行事でパネル制作をお考えの方に、また、大道具係になったけど何を作っていいかわからない、という方に、少しでも参考になればうれしいです。


顔はめパネルの一般的なサイズや作り方、雨対策など
実際の工程の前に、一般的なサイズや作り方の全体像、雨対策をざっくりと解説します。後ほど解説する細かい工程は、手順に行き詰った時の参考にしてもかまいません。なお、実際に作成したものは雨対策は行っておりません。
サイズ・寸法の目安
推奨パネル本体
- 幅:900〜1000mm
- 高さ:1600〜1800mm(大人も子どもも使いやすい)
- 厚み:5mm前後の段ボールを2枚重ねにすると自立しやすい
- 自立脚:本体下部に300〜400mmの三角脚を左右1枚ずつ(折り返し補強)
顔穴のサイズ(直径)
- 子ども:180〜200mm
- 大人:200〜230mm
- 角は必ず丸く(半径10〜15mm程度)
顔穴の“中心の高さ”の目安
- 低学年:110–120cm
- 高学年〜中学生:130–145cm
- 高校生〜大人:155–165cm
- 顔穴を端に寄せると強度低下→縁から最低100mmは残す
- 顔穴の縁が鋭いと肌擦れ→縁は布テープやゴム縁で保護
- 大人用1穴のみ→子どもが届かない→踏み台は原則NG(安全面)
簡単3ステップの作り方
工具:大型カッター/金属定規/メジャー/布テープ/両面テープ/木工用ボンド/油性ペン
ステップ1:下地づくり(60–90分)
- 段ボールを開いて平面化→継ぎ目を布テープで補強。
- 同サイズを2枚重ね、四辺と中央に補強帯(幅50mm)を貼る。
- 下端に三角脚(または折り返し脚、または裏面の両端に小さい箱の塔を付ける)を左右につけて自立を確認。
ステップ2:顔穴の位置決めとカット(30–45分)
- 予定身長に合わせて中心高をマーキング。
- コンパスまたは皿などで円を下書きし、角は丸く。
- カッターで内側へ向けて斜め切り→縁に布テープで保護。
ステップ3:装飾・仕上げ(60–120分)
- 背景は模造紙/リメイクシートで大面積を一気に整える。
- 文字・柄は画用紙パーツを両面テープで貼る(ボンドは波打ちやすい)。
- エッジや継ぎ目に布テープでフチ取り→見栄えと強度UP。
雨・風対策(屋外/玄関前を想定)
保護とコーティング
- 表面:透明OPPフィルムやラップで覆い、裏面でテープ留め
- 縁:布テープで水が染み込みやすい断面をシール
- 可能なら、顔穴の内縁だけでもビニールテープで防水+肌当たり改善
固定
- 脚の内側に重り(砂袋・水入りボトル各2〜4kg)
- 地面がテープ不可ならロープ+ペグ(屋外OKの場所限定)
- 風の通り道は避ける/人の導線をふさがない位置へ
運用
- 小雨:屋根のある場所へ移動、拭き取り用タオルと予備テープを常備
- 強風:中止判断。倒壊は危険なので無理に出さない
- 片付けは湿ったまま重ねない(反り・カビの原因)
文化祭で使うときのコツと注意点
設置前の準備(前日まで)
- 搬入動線・エレベーター寸法を確認:通路の最狭幅−10cm、天井高−20cmを上限に設計。
- 設置許可と場所取り:消火器・避難経路・非常口から1m以上離す。
- 表示物の準備:タイトル札、撮影OK/NG表示、待機列案内の矢印。
- 照明の確認:室内は逆光を避け、照度不足なら卓上ライトを用意。
サイズ・構造の目安(安全第一)
- 脚の奥行き:本体高さの1/3〜1/2。開き止め(ひも or 結束バンド)必須。
- 重し:屋内でも砂袋2つ以上、屋外は4つ以上+ペグやロープ。
- 角は丸く・縁は布テープで処理:触れる高さの金具・ホチキス露出NG。
- 顔穴:高さは来場者層に合わせ**3段(例:130/145/160cm)**だと撮りやすい。
行列&撮影の“流れ”づくり
- 待機列→撮影位置→退避の3点を床テープでマーキング。
- ロープやポールがあればベター。通路をふさがない配置に。
- 係の役割:①誘導 ②撮影補助 ③消毒・整頓担当の3人体制が理想。
- 撮影ルール:一組2ショットまでなど、基準を掲示。
衛生面・小さなお子さま対応
- 顔穴の縁は毎時間ごとにアルコールシートで拭き取り。
- 踏み台を1つ用意(ゴム脚のある安全タイプ)。手を添える係を配置。
雨・風対策(屋外)
- 透明シート(PVC/OPP)をマステ下地+両面テープで仮貼り(撤去跡を残さない)。
- 上からブルーシートを洗濯ばさみor結束バンドで即かぶせられるよう準備。
- 風速の目安:手で揺すって不安を感じたら中止。転倒は即事故です。
演出・拡散のコツ(効果を最大化)
- タイトル+見本写真を上部に掲示(使い方が一目で分かる)。
- QRコード&ハッシュタグを目立つ位置に。投稿例を1枚貼ると投稿率↑。
- 小道具(吹き出しパネル・被り物)を箱で常設し、片付けやすく。
片付け・保管
- 二つ折りヒンジにして運搬、脚は取り外し式で番号管理。
- 濡れた場合は水分を押さえてから風通しの良い場所で乾燥。
文化祭向けチェックリスト(持ち物)
布テープ/養生テープ/両面テープ/結束バンド/タコ糸/砂袋/ブルーシート/ウェットティッシュ/はさみ・カッター替刃/軍手/床用テープ/ポール・ロープ/踏み台/卓上ライト/マジック(アクリル系)/クリップ・洗濯ばさみ
段ボールで「顔はめパネル」を手作りする実際の手順
ここからは実際の工程を準備段階から順に説明します。
工程自体は細かいですが、準備するものが万全なら作成はサクサク進むと思います。
消耗品
顔はめパネル作成に必要な消耗品は以下の通りです。
- ダンボール
- ベースになる板・・・必要な大きさを満たす枚数(100サイズ程度のダンボール箱なら4個)
- ベースの板を支えるもの(ペットボトルなどを梱包してある箱などがベスト)・・・10個程度
- 周りの紅白に装飾した棒を作るための板を切り出すのに必要な枚数(100サイズ程度のダンボール箱なら1個)
- 布テープ
- 茶・・・3本
- 白・・・2本
- 赤・・・2本
- 両面テープ(強力なもの)・・・1本
- 大きめの模造紙(黒)(絵の背景用)・・・2枚
- 木工用ボンド(500ml)・・・1本
- 液状タイプののり・・・3本(スティックのりで代用するなら強力なもの)
- 工作用紙
- 目盛りのついたもの・・・3セット
- 無地(A4サイズ10枚入り)・・・3セット
- リメイクシート(木目調のもの)・・・1枚
- コピー用紙(自宅での印刷の場合)
- プリンター用インク(自宅での印刷の場合)
工具類
顔はめパネル作成に必要な工具類は以下の通りです。
- 黒マジック(太めの線が描けるもの)・・・1本
- カッター(大きめの物)
- カッターの替え刃(黒刃がベスト)
- 安全刃折器
- はさみ
- ダンボールカッター
- 定規(30cm以上のもの)
- メジャー(5m以上のもの)
- 工作マットや新聞紙など(カッターで床やテーブルを傷つけないもの)
- カラープリンター(自宅での印刷の場合)
お面は大量に印刷しますので、インク代もかかるため、どこで印刷するか検討しましょう。
会社や学校で使用する物なら、そちらで印刷したほうが良いでしょう。
ちなみに自宅で印刷するならエコタンク式のプリンタが経済的でお勧めです。
以下に、ダンボールなどを使って大道具を作るときに必須となるアイテムについてもう少し詳しく説明していまします。
どれも一般の事務作業では使用しないと思われるものですが、工作にはぜひ準備しておきたい工具です。
今後も大道具を作ることが予想されるなら、なおさら準備しておきましょう。もちろん工作終了後に事務用品として使えます。
良い工具を使用することで、
- 時間の短縮になる
- 疲労感が減る
- 作品の完成度が上がる
- 経済的
といったメリットを得ることができます。作業効率が格段に上がるので、多少値が張ってもよいものを選びましょう。


ダンボールのベース作り
ダンボールを解体して大きな長方形を作る
ここからいよいよ工作に入ります。
まず継ぎしろのある辺からダンボールを解体します。
この時、継ぎしろははがします。




解体後、ダンボールのフラップは全て布テープで留めます。




1枚で小さければ同じように長方形を作って2枚、3枚・・・と継ぎ足し、理想の大きさにします。
大きすぎる場合はカッターで不要な部分を切り取ります。
カッターは大きなものやダンボールカッターがお勧めです。
通常事務で使うようなカッターは、ダンボールを切っているとすぐに刃がダメになるし、時間もかかり手も痛くなります。
すべての断面を布テープで保護する
ダンボールの断面に触れるとケガをしやすいので、すべての断面に布テープを貼ります。


ダンボールのベースを自立させる
2本の柱を作る
小さなダンボール箱を積み上げた塔を2本作り、ベースの裏側の両脇にくっつけます。
これで接地面積が広く安定し、なおかつベースが曲がるのを防ぐ事ができます。
既存の箱をほぼそのまま利用するのですから、安定度は抜群です。
しかもくっつけるだけなので超簡単。
ペットボトルなどを梱包している小さめの箱を積み上げていくのがおすすめです。
一番下の箱に新聞紙や水を入れたペットボトルを入れて重しにすれば、もっと安定させることもできます。






ベースに2本の柱をくっつける
木工用ボンドと布テープでベースにしっかりとくっつけます。




塔の間に顔を出す穴をあけますので、人が入れるように塔の間隔を決めてください。
ちなみに、ダンボールですので雨風には弱いですが、立て看板などもこの方法で簡単に自立できます。
表面の制作
穴の位置や大きさは直接ベース上で絵を作成しながら決めていきます。
模造紙の貼り付け
背景となる模造紙をダンボールのベースに貼ります。模造紙は夜のイメージの黒を選びました。
4辺を布テープで土台のダンボールにしっかりと留めます。極力たるみができないように注意します。




表面のパーツづくり
ここでは、パーツ(屋台の骨組み、お面、屋台の上に張り付ける「納涼祭」の文字)を準備します。


リメイクシートの準備
木目調のリメークシートを必要なサイズに切り、これを屋台の骨組みに見立てます。
リメイクシートはシールになっており、さらに裏に目盛りが印刷してあるので、工作にはたいへん便利です。
木目に沿った方向に5cm幅に切りますので、木目の向きに充分注意します。
これを数本準備します。
お面の準備
次にお面を準備します。ネット上で無料のお面がありますので、印刷しましょう。
このお面の大きさでお面の配置の間隔も大体決まります。
以下のサイトなら、無料会員登録で1日最大9枚までダウンロード可能です。
キツネや鬼、おかめのお面もいいですが、かわいい動物のお面もいいでしょう。
実際のお面として使用するわけではないので、目の穴は開けません。


小さなお子様用に作成するなら、お子様に描いてもらってもいいかもしれません。
お面の作成
お面を印刷する場合は、コスト面を考慮して仕事先で印刷させてもらったり、経費として落としてもらったり、知り合いに頼んだりしてなるべく自己負担のかからないようにしましょう。
自宅で印刷するのなら、エコタンク型のプリンタが経済的で断然お勧めです。
コピー用紙に印刷したお面はそのままベースに貼り付けたら背景が透けてしまうので、液状則やスティックのりで厚紙に張り付けて形に沿って切り抜きます。
液状のりはしっかりとくっつきますがしわができやすいので、のりを付けた後に一度ざっと平たい紙などでのりをなるべく均等に広げましょう。
また、乾燥した際に水分で沿ってしまうことが多いため、厚紙に貼った後で重しなどを乗せましょう。
装飾文字の印刷
Excelを使って、「納涼祭」の文字を印刷します。
「挿入」→「テキスト」→「テキストボックス」→「横書きテキスト ボックスの描画(H)」
「フォント名:江戸勘亭流」「サイズ:520」を使用しています。




印刷した文字は液状のりやスティックのりで厚紙に貼り付けます。
厚紙に貼ったら、縁取りをするイメージで5mm程度の余白ができるように切ります。その方が浮き上がって見えるのでかっこいいです。


表面の周りの紅白の装飾の作成
今回はベースの絵の周りを装飾するための紅白のパーツを作ります。
お祭りといえば紅白幕。ということで、ベースの枠を紅白の枠で囲むことにします。やっぱりあの紅白幕を見るとおめでたい気分になりますよね。紅白の枠で囲むことで絵もぐんと引き締まりますし、何より派手になります。
せっかく作るなら、少しでも見る方の気分を盛り上げましょう!
紅白の装飾パーツづくり
それでは、実際の工程に移ります。
5cm幅のダンボールの板の作成
まずはベースの板の左右、下を囲む紅白幕をつくるため、ダンボールで5cm幅の板を作成します。
顔はめパネルの3辺(ベースの板の左右と下)の長さを十分に満たすよう、この部品は何本も作成することになります。




20cm幅のダンボールの板の作成
ここで作るダンボールの板は顔はめパネルの上の看板用の板になります。「納涼祭」の文字を貼りますので、幅を20cm程度にします。これも同様に何枚か作成します。
ここまでに作ったダンボールの板は、顔はめパネルのふちを囲いますので、ベースのダンボールが折れ曲がるのを防ぐ、添え木の役目も果たします。




作った部品の補強
上記で作成したダンボールの板を補強する紙を、目盛り付きの工作用紙で作成していきます。
紅白の布テープを直接ダンボールに貼ると、薄い布テープだと下地のダンボールが透けてしまったり、ダンボールの断面がヨレヨレになって、見た目が悪くなるからです。
工作用紙は10cm幅に切って、中央部分を5cm、その両脇を5mm(ダンボールの厚さ)にして、その線に折り目を付けます。折り目はカッターを裏返してつけましょう。この時充分にケガにご注意ください。残りの部分はダンボールの裏に巻き付けることになります。




切った工作用紙をダンボールに巻き付けて、木工用ボンドと布テープを使って接着します。
このとき、切った工作用紙の裏面が表になるよう貼り付けます。
目盛りの方を表にすると、この時も布テープの種類によっては目盛りが透けてしまうことがあるためです。




上記でできた板に紅白の布テープを貼る
これに紅白の布テープを交互に貼っていきます。
「納涼祭」の文字を貼る看板になるダンボールは紅白の幅を2倍にしています。
できた紅白の板をベースの板に張り付ける
以上の紅白幕が出来ましたら、左右と下辺に5cm幅の紅白幕、上辺に看板用の20cmの板をボンドで貼り付けます。


表面の絵の作成
次はいよいよ表面を作成します。
すでにパーツは準備していますので、位置を調整しながら貼り付けていきます。
パネルが大きいので、斜めにならないように、常に全体を確認しながら貼り付けていきましょう。
リメイクシートを貼る
まずお面の屋台の骨組みに当たるリメイクシートを貼ります。
ここで参考にしていただきたいのが、周りに張り付けた紅白の棒です。
交互に均一に張った紅白の布テープは位置を決めるのに非常に役立ちます。ただし、当然誤差もありますから、
必ず目でも全体を確認してください。
リメイクシートはまず縦の棒から貼ります。
お面を貼る部分を広くとるために、極力、枠ギリギリに貼り付けます。




次に横の棒のリメイクシートを貼りますが、これはほぼ等間隔に貼ります。
あらかじめ切り取ったお面が上下で重ならないように事前に確認してください。




お面を貼る
骨組みが貼れたら、お面を貼り付けます。
上下、左右を確認しながら貼り付けましょう。スティックのり、木工用ボンドどちらでも構いません。




顔を出す穴の型紙を作る
次にいよいよ顔を出す穴をあけますが、その前に型になる円形の紙を作成しましょう。
サイズはお好みですが、私は半径10cmにしました。
円を作成するにはコンパスがあれば一番いいのですが、ない場合は
メモリ付きの工作用紙と画びょう(またはペン)とペンを代用しましょう。
コンパスの限界以上の円を描く!コンパスがない時の円の描き方
- 厚紙
- 定規
- 画びょう(またはペンなど)
- ペン


厚紙上に中心点を決めます。
円の半径を図って点を付けます。
2点に穴をあけます。


1点を画びょうやペンで固定して、もう一つの点にペンを刺して回転させます。
中心点が移動しないように注意しましょう。
(刺しているペンが円の中心です。もう一つの黒い点にペンを刺して回転させると写真のように円が描けます。)
この方法なら、理論上はコンパスの限界以上の大きな円を描くことができます。
ベースに穴をあける
円が出来たら、それを型紙としてパネルの穴をあけたい部分に両面テープで貼り付けます。
これに沿ってパネルに穴をあけましょう。




ダンボールの穴の断面は布テープや工作用紙の余りなどを使って保護します。






上辺の枠に「納涼祭」の文字を飾る
上辺の看板に当たる紅白の枠部分に「納涼祭」の文字を一文字ずつ均等に間隔をあけて貼りましょう。


以上で工程はすべて終了です。
よくある質問(FAQ)
- 費用はいくら?
-
段ボール調達次第ですが1,000〜2,500円が目安です。
- 何時間あれば作れる?
-
簡易版で3〜4時間、装飾込みで6〜8時間をみておきましょう。
- どんな段ボール(厚み)を準備すればいい?段ボールの厚みは?
-
5mm前後(K5〜K6相当)が扱いやすく自立しやすいです。一般的な梱包用の段ボールで大丈夫です。特別購入する必要はありません。
- 段ボールを頑丈にするには?
-
約5mm以上を二重貼りにするとより頑丈になります。大きいパネルは周囲に角材状の補強(段ボールの帯)を貼るとたわみにくくなります。接着は木工用ボンド+布テープで。
- パネル全体のサイズは?搬入しやすい寸法が知りたい
-
屋内搬入なら幅900〜1000mm × 高さ1500〜1800mmが扱いやすい範囲。通路や車の積載、エレベーターのサイズを先に確認し、「最狭幅−10cm」「最小天井高−20cm」を上限の目安にしてください。
- 顔穴の中心の“高さ”(床から)はどのくらい?
-
立ち位置や台の有無で変わりますが、目安は〈幼児:90〜110cm/小学生:110〜130cm/中高生〜大人:130〜160cm〉です。複数の身長に対応したいときは3つの穴を縦に配置(例:130/145/160cm)にすると撮りやすくなります。
- 顔穴(くり抜き)の直径はどのくらいが目安?
-
迷ったら150mm前後が無難です。幼児〜低学年用は120〜140mm、中高生〜大人向けは140〜160mmを目安に。メガネや髪型を考慮して、最初は少し小さめに開けて試しながら広げると失敗しません。
- 表面の仕上げは何がラク?絵はどう描く?
-
ベースはクラフト紙または布を両面テープで貼るとキレイに。絵柄は印刷を貼る/色紙を切り貼り/アクリル系マーカーが扱いやすいです。水性マーカーはにじみやすいので注意。
- 安全面で気をつける点は?
-
角を丸く、切り口は布テープで縁取り。転倒防止(重し・ロープ)を用意し、顔穴の位置は無理な背伸びにならない高さに。小さな子が触れる位置に尖った部材やホチキスを出さないこと。
- 雨対策はどうする?
-
①顔穴の縁を布テープで補強 ②表面は透明フィルムやOPPで覆う ③屋外はブルーシート&重しで待機 ④濡れたら乾いた布で水分を押さえてから風通しで乾燥。紙ガムテは跡残りしやすいので避けます。使用するなら養生テープ。
- 屋外で倒れにくくするコツは?
-
脚を広めに/底面に重し(水を入れたペットボトルなど)/風向きと通路を確保が基本です。
- パネルを“自立”させる方法は?
-
背面に三角スタンドかL字脚を作ります。脚の奥行きは本体高さの1/3〜1/2を目安にして、ヒモ(または結束バンド)で開き止めを付けると安定します。屋外は重し(砂袋やむ図を入れたペットボトル等)も併用。上記手順のように、小さいペットボトルを積み上げて2本の支柱にするのも有効です。
- 片付け・保管はどうするとラク?
-
本体は中央に折り目(ヒンジ)を作って二つ折りに。脚は可能であれば取り外し式にして番号を書いておくと次回が速いです。保管は乾燥した場所で、平置き or 立て掛けにして反りを防ぎます。
- 当日の“忘れ物防止リスト”は?
-
布テープ/養生テープ/両面テープ/木工用ボンド/結束バンド/タコ糸/カッター替刃/はさみ/雑巾/ウェットティッシュ/重し(砂袋)/ブルーシート/マジック(アクリル系)。ドライバーやペンチもあると安心です。

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