今回は、テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】で紹介された「何が違う?大手が展開する新スーパー」について取り上げます。
近年、各地で話題となっている新しい形のスーパーには、従来のスーパーとは一線を画すユニークな特徴や売り方が多数見られ、その魅力に注目が集まっています。
どのような工夫がされているのか、さっそく詳しく見ていきましょう。
生鮮市場TOP! 〜マミーマートが手掛ける新しい業態のスーパー〜
千葉県船橋市にある「生鮮市場TOP!(トップ)」(以下、トップ)は、マミーマートが手掛ける新しい形のスーパーです。
マミーマートは埼玉県と千葉県を中心に43店舗を展開しており、地域の人々の日常の買い物に便利な店舗として知られています。
しかし、トップは従来のマミーマートとは一線を画す特徴を持ち、特にその独自の売り方が注目されています。
大量買いに適した青果の箱売り
トップの特徴の一つが、一般的なスーパーではあまり見かけない「箱売り青果」です。
店舗に入るとすぐに、山積みの野菜が並んでおり、その中には箱入りの野菜も多く見られます。
たとえば、秋の味覚であるサツマイモはおよそ5キロで959円、マイタケは500グラムで538円と、まとめて購入することでお得に手に入れることができます。
さらに、60代の夫婦が1箱1726円のトマトを2箱購入する様子も紹介されており、「箱売りって珍しいですよね。トップさんはこれが強み」と、まとめ買いに対する肯定的なコメントが寄せられています。
こうしたまとめ買いのスタイルは、業務用としても活用されています。
たとえば、中華料理店で働く女性が、お店用に10キロのタマネギを2箱まとめて購入していました。
「新鮮で安いので、ここに買いに来る」とのことで、トップの新鮮さと価格の魅力が支持されていることがわかります。
珍しい野菜も豊富に揃う品揃え
トップでは、ヤシの実など、一般的なスーパーではあまり見かけない珍しい野菜も取り扱っており、種類が豊富で、見るだけでも楽しめるような売り場が広がっています。
これもまた、他のスーパーとの差別化を図るポイントとなっているのです。
国産牛の一頭買いで実現する希少部位の販売
お肉売り場でも、トップは独自の強みを持っています。
それが「国産牛の一頭買い」です。
これにより、他では手に入らない希少部位を安価に提供することが可能となっています。
60代の女性のお客さんは、焼肉用の「クリ」という部位を手に取り、「毎回いろんな部位を試していて、どれも面白い」と話していました。
「クリ」は脂身が少なく程よく柔らかい部位で、約350グラムで2215円という価格です。
他にも、骨付きのロースステーキが250グラムで1349円、15種類ほどの珍しいラム肉が揃ったコーナーなど、お肉好きにはたまらないラインアップが特徴です。
「品揃えがとても豊富で、こんなに多くの種類を見かけることは少ない」と、訪れるお客さんもその充実ぶりに感嘆しています。
マミーマートの人気商品と秋の新商品
トップが独自のスタイルで人気を集める一方で、元々のマミーマートの人気商品も健在です。
その一つが「お弁当」と「総菜」です。種類が豊富で、手頃な価格設定が多くのお客さんを惹きつけています。
秋の新商品としては、豆腐ハンバーグと彩り豊かな6種類の野菜重が539円で提供されています。
また、50代の男性が手に取った新商品「秋の味覚カキフライ弁当」は、マツタケの炊き込みご飯にカキフライが3個添えられた内容で、こちらも539円です。
「新発売のマツタケとカキフライの組み合わせが美味しそう」と、注目されていました。
トップならではのオリジナル惣菜
さらに、トップならではのオリジナル惣菜も人気です。
50代の夫婦がカートに入れていた「おろしで食べる看板総菜の盛り合わせ」や、「ナポリタンの上に唐揚げ、コロッケ、ポテトフライ、人気のとり天を添えたお箸で食べるトップの看板惣菜ドック」など、目を引くボリュームと多様な種類が揃っています。
特にこの惣菜ドックは、431円という手頃な価格で提供されており、「種類も多く、見た目のボリューム感もあり、とても目を引く」と評価されています。
トップは、今後もこれらの特徴を生かした新しい惣菜の開発に力を入れていく予定で、今後の展開にも注目が集まっています。
マミーマート【公式】
生鮮市場TOP コーナン京葉船橋インター店(GoogleMap)
ベイシアフーズパーク 〜ベイシアの新しい業態のスーパー〜
茨城県阿見町に位置する「ベイシアフーズパーク」は、ベイシアが手掛ける新しい形のスーパーです。
関東を中心に134店舗を展開するベイシアの中でも、フーズパークは「食のテーマパーク」をコンセプトにした特別な店舗として注目されています。
地元の新鮮な野菜や豊富な惣菜、さらには他の店舗では見られないユニークな商品展開で、訪れる人々を楽しませています。
新鮮でお得な地元野菜の定価売り場
店内に入るとすぐに広がるのが、地元の農家から直接仕入れた新鮮な野菜が並ぶ定価売り場です。
茨城県産のレンコンは205円、ベイナスは1個118円、空芯菜は127円と、新鮮でありながら手頃な価格設定が魅力的です。
地元の農作物を気軽に購入できるので、日々の食卓に新鮮な野菜を取り入れたい方にはぴったりです。
店内に広がる「ラーメン横丁」
ベイシアフーズパークの大きな特徴の一つが「ラーメン横丁」です。
店内の中心には「ラーメン横丁」と書かれた提灯が掲げられ、まるで祭りの屋台のような雰囲気を演出しています。
ここには、ご当地のカップ麺から袋麺まで、約400種類が揃っています。
ベイシアは134店舗展開されていますが、ラーメン横丁があるのはわずか8店舗のみ。
その日の気分に合わせて全国各地のラーメンを選べる楽しさが人気の理由で、「ここにしかない限定商品がたくさんある」というのも大きな魅力です。
人気のセルフ式カレーライス
入口付近の惣菜売り場では、セルフ式のカレーライスがひと際目を引きます。
ベイシアの約半数の店舗で提供されているこのカレーライスは、辛さ控えめのビーフカレーで、じゃがいもやニンジンなど具材がゴロゴロと入っています。
蓋が閉まればどれだけ盛っても1杯268円で、ルーのみの購入も可能です。
初めて食べるという40代の女性は「美味しいと聞いていたので、一度食べてみたかった」とコメントしており、低価格ながら味とボリュームを兼ね備えた人気商品です。
焼きたて石釜ピザとクロワッサン
ベイシアフーズパークでは、店内で焼きたての石釜ピザも提供しています。
直径25センチのピザが1枚540円というお得な価格で、自宅でのパーティーにもぴったり。
50代の女性客は「もちもちしておいしい生地、カットが大きくてみんなで楽しめる」とその品質の高さを評価していました。
さらに、フランスから仕入れた生地を店内で焼いたクロワッサンも人気商品です。
1個149円という手頃な価格で、本場の味を楽しむことができます。
「お菓子の国」〜広がるお菓子の品揃え〜
ベイシアフーズパークならではの特徴として、広いお菓子の売り場「お菓子の国」があります。
全国のベイシアの中でも7店舗にしか存在しないこのコーナーでは、さまざまなお菓子が揃い、訪れる人々をワクワクさせています。
「こんなに多くの種類を見かけることは少ない」との声も多く、他のスーパーとは一線を画す売り場となっています。
ベイシアフーズパークに訪れた消費者の声
訪れた消費者からは、「珍しいスーパーで、種類が多くて楽しい」「足を運びたくなるスーパー」といったポジティブな声が多数聞かれました。
商品ラインアップの多様さや手頃な価格、そして楽しい買い物体験がリピーターを生み出しているようです。
特に、「楽しかった。こんなのあるんだ」といった驚きの声もあり、ベイシアフーズパークは新しい発見が楽しめる場所として親しまれています。
今後も進化を続けるベイシアフーズパーク
「食のテーマパーク」というコンセプトを元に、ベイシアの良さを集めたベイシアフーズパークは、今後もさらなる進化を続けていく予定です。
新しい業態として、他のスーパーとは異なる独自の取り組みを展開し、消費者に新しい買い物の楽しみ方を提供し続けていくでしょう。
クルベ竜舞店 〜ベルクが手掛ける新業態スーパー〜
群馬県太田市にある「クルベ竜舞店」は、ベルクが手掛ける新しい業態のスーパーです。
埼玉県と群馬県を中心に140店舗を展開するベルクが、「ベルクが嫌がる店を作ろう」というユニークなコンセプトで運営しており、価格やサービスに独自の工夫が凝らされています。
竜舞駅から車で3分の立地にあり、午前10時の開店時から多くの客で賑わっています。
フードロス削減を実現する訳あり品の販売
クルベ竜舞店の大きな特徴の一つが、青果売り場での「フードロス削減」です。
一部の商品には、いたみや変色が見られる「訳あり品」が並び、通常よりもお得な価格で販売されています。
- 例:ニンジン10本が193円、ピーマン1袋が323円、長さが不揃いな長茄子が280円など。
- いたみを取り除けば問題なく食べられる野菜を、低価格で手に入れることができる。
この取り組みにより、品質には問題がないものの市場価値が下がってしまった商品を有効に活用し、エコロジーなショッピングを実現しています。
圧倒的な低価格を実現するポップと商品の工夫
店内の至るところに掲げられた「価格はお店の決意表明」「竜舞店の挑戦」といったポップが目を引きます。
これらは、クルベ竜舞店の低価格を象徴するメッセージです。
商品の価格も非常に手頃で、消費者に驚きを与えています。
- 例:豆腐1丁36円、かいわれ大根1パック11円、もやし1袋18円、北海道産ブロッコリー1株107円など。
- お客さんからも「他店で買ったらもっと高い」といった声があり、その安さに驚く様子が見られました。
効率化によるコスト削減と大容量商品の提供
クルベ竜舞店の低価格の秘密は、店内での効率化にあります。
特に注目されるのが、鮮魚コーナーでのベルトコンベヤーの導入です。
食品を流すためのこの仕組みは、作業の効率化と人件費の削減に寄与しています。
また、加工の手間やトレーの消費量を減らし、大容量商品をお得に提供しています。
- 例:合挽き肉950グラムが910円、豚肉の細切れ1キロ以上が994円。
これらの工夫により、手頃な価格で大容量の商品を購入することができるため、家族での大量消費や業務用としても利用しやすいのが魅力です。
シンプルな惣菜でさらなるコスト削減
クルベ竜舞店では、コスト削減のために惣菜の作り方にも工夫があります。
同じような商品でも、他店では見られる副菜や付属品を減らすことで価格を下げています。
- 例:おにぎりには海苔がなく、惣菜も副菜や漬物がついていないシンプルな形。
- このシンプルさが、1円でも安く提供するための秘訣です。
また、買い物カゴがなくカートのみ使用、支払いは現金のみで、ポイントサービスも廃止しています。
これらの徹底したコスト削減により、商品の価格に還元されています。
安さに魅了される消費者たち
クルベ竜舞店の魅力的な価格設定は、多くの消費者を引き寄せています。
開店からすぐに店内は混雑し、特に安さに感動した客が「爆買い」する姿が目立ちます。
初めて訪れた50代の女性は、「めっちゃ安いね。おどろき」と興奮しながら、215円の激安弁当を6つ購入していました。
さらに、オレンジジュースやカフェオレなど1リットルの紙パック飲料を6本、5食入りの袋めんを2種類、107円のポップコーンを2袋追加し、合計で57点のお買い物を終えました。
合計金額は13,591円。「他ではもっと高くなるけど、ここは安い。また来たいと思う」と話しており、コストパフォーマンスの高さが多くのリピーターを生んでいます。
クルベ竜舞店は、今後もこの安さを武器にさらに多くの消費者を引きつけていくでしょう。
まとめ
今回は、テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】で紹介された「何が違う?大手が展開する新スーパー」について紹介しました。
マミーマート、ベイシア、ベルクといった大手がそれぞれの特徴を活かし、消費者の多様なニーズに応える新しい形のスーパーを展開しています。
これからも進化を続けるこれらのスーパーに注目しながら、新しい買い物のスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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