今回は、テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】「店の看板からは想像できない!意外な“なのにグルメ”」を元に、外観や内装の雰囲気とは違った、意外なグルメが人気になっているお店に焦点を当てます。
ジャンルの枠を飛び越え、特定のメニューが多くの人々を虜にしている「なのに」グルメのがなぜ人気なのか?その魅力に迫ります。
「そば屋さんなのにオムライスが大人気」 – 長寿庵(埼玉県飯能市)
オムライスの魅力
埼玉県飯能市にある長寿庵、日本蕎麦屋さんのこちらで最も人気のあるメニューは「オムライス」(950円)です。
このオムライスは、豚肉と玉ねぎをキツネ色になるまで炒め、700グラムのご飯とたっぷりのケチャップを混ぜ合わせたチキンライスに薄焼き卵をかぶせた一品です。
大盛りになると1.2キロもあり、お値段は1100円です。
オムライスの注文状況
店内を観察すると、お客さんが続々とオムライスを注文していました。
ある男性は鴨南ばんとオムライスの二刀流。
「オムライスとお蕎麦の組み合わせは?」と聞かれると、「いいと思います。いろんなもの食べたいほうなんで。」とのこと。
都内から来た夫婦は仲良くシェアし、夫が「玉ねぎの甘みとかもあって、卵に少しとろっとしてるところもあって。すごくおいしい」と話していました。
なぜそば店でオムライス?
そば店なのにオムライスが人気となった理由について、店主はこう語ります。
「1個のもので勝ち抜くのが難しいって父が言ってて。それなので、メニューをたくさん作った方が幅広くできるんじゃないかっていうことでやってきたんです。食べてくだされば一番嬉しい。」と、多様なメニューを提供することで幅広い客層に対応し、長く愛される店を目指した結果、オムライスが人気メニューとなったのです。
「カレー屋さんなのに生姜焼きが大人気」 – ボーイズカレー(東京都千代田区)
次は神保町にあるカレー店「ボーイズカレー」の「なのに」グルメはしょうが焼き。その人気の秘密に迫ります。
ボーイズカレーの基本情報
ボーイズカレーは、地下鉄神保町駅から徒歩1分の場所にある創業41年の老舗カレー店です。
カレー激戦区である神保町で、お昼時には17席あるカウンターが満席状態になるほどの人気を誇ります。
看板メニューの和風カレー
この店の定番メニューは、店主が1日かけて作る和風ポークカレーです。
日本的な味わいで、40年以上にわたり多くのお客さんに愛され続けています。
お客さんからは「結構辛いけど美味しいです」「カレーがあまりにクオリティ高かったんで。また来たい」といった声が聞かれます。
カレー屋さんなのに大人気の生姜焼き
ボーイズカレーで最も人気のあるメニューは、しょうが焼き(900円)です。
カレー屋さんなのにしょうが焼きが大人気で、店内を見渡すと多くのお客さんがしょうが焼きを注文しています。生姜焼きの調理法は以下の通りです。
- 小麦粉をまぶした豚ロース肉を多めの油でよく火を通す
- 中火で焦げ目がつくまで丁寧に焼き上げる
- 余分な油を切った後、ハチミツを加えた特製ダレをかけて強火で一煮立ち
- 付け合わせにはケチャップで味付けしたナポリタンとキャベツの千切り
お客さんの反応
- 6ある女性:「いいお味で一緒ですね。どうしたら家で作るのにこんなにおいしくできるのかなって。」
- 初めて食べた男性:「カレー屋さんが片手間にやったってかんじじゃなくて、1つの料理としてすごく美味しいです。」
- 生姜焼きのリピーター:「週に1から2回は来ます。」
- 10年以上通い続けている常連のお客さん:「店の名前はカレーがおいしいのかなって思いますけど、実は、一番しょうが焼きが美味しいです。」
漫画がきっかけで来店するお客さんも
こちらのお店は何とグルメ漫画に取り上げられたことがあるそうで、店の前には漫画のそのシーンが貼ってあり、それを見て来店するお客さんもいます。
ある女性は、「すごく軟らかいです。これはご飯2杯ぐらいいけちゃう。いいお店を見つけました。」と話していました。
しょうが焼きが人気になった理由
カレー激戦区の神保町で、カレー1本で勝負するのは難しいことから、ボーイズカレーではしょうが焼きを始めたそうです。
現在では、カレーよりも生姜焼きが人気となり、店主も「ま、それもありかも。今ではしょうが焼きはメリットと言っても過言ではない。カレーは付け足しと言いますか」と語っています。
ですが、前述の通りカレーがおいしいという評判なので、カレーを作ってもしょうが焼きを作ってもおいしいのはやはり店主が一流の腕を持っているあかしだと思われます。
レストラン ボーイズ(ボーイズカレー)の情報(GoogleMap)
「焼肉店なのに刺身定食が大人気」 – 味の彩門(神奈川県相模原市)
次は、焼肉店「味の彩門」を訪れ、焼肉店「なのに」刺身が人気の秘密に迫ります。
味の彩門の基本情報
「味の彩門」は、神奈川県のJR相模線の原当麻(はらたいま)駅から徒歩8分のところにあり、お昼時には駐車場が満車になるほどの人気店で、店内は焼肉を楽しむお客さんで賑わっています。
人気の特盛焼肉ランチ
この店で人気のランチメニューは、特盛焼肉ランチ(935円)です。
自家製ダレで味付けした牛バラカルビ、鶏モモ、牛ハラミ、豚ロースの4種類を楽しめます。
お客さんからは「安くてうまい。他のランチに浮気ができなくなる。」「コスパもすごいが、味自体がおいしい。」といった声が聞かれます。
焼肉店なのに中華メニューも提供
この店の特徴の一つは、焼肉と中華の両方のメニューを注文できることです。
店員が「お客さんも中華ですか?焼肉ですか?」と尋ねるため、初めて来たお客さんは驚くこともあります。
お昼休みに来た会社員の女性は、「焼肉とラーメン。二度おいしい。」と喜んでいました。
最大の人気メニュー:お刺身定食
焼肉のみならず中華も出している「味の彩門」ですが、最も人気のあるメニューは、なんとお刺身定食(825円)です。
店主が毎朝市場で仕入れる新鮮な魚を使用しており、取材されたこの日は北海道産の天然ぶり、鹿児島県産のカンパチ、熊本県産のマダイが提供されました。
3種類の刺身が全部で11切れ、ご飯とスープ付きで825円というお得な価格です。
お客さんの反応
初めて来た男性は「珍しいなと思って。値段も安くて選びました。美味しい。」と話し、3年間通っている男性は「ここで焼肉食べたことない。前回来た時も刺身食べました。」と語っていました。
店主は「看板変えるよ。何でも屋だ。」と冗談を飛ばします。
多くのリピーターが来店するお店
神奈川県内から車で来た家族は、「父がずっと来たいと言ってて今日みんなで食べに行きました。」と訪れ、お父さんはラーメンとお刺身を堪能していました。
また、誕生日パーティーでは、焼肉を焼く網の隣でお刺身を楽しむという贅沢なコラボを楽しむお客さんも。
「魚とお肉両方食べるのはいい。」「誕生日にお刺身とお肉両方食べて美味しかった。」と満足の声が上がっています。
なぜ刺身を提供?
店主によると、「競合店が近くにできたので差別化のため」に刺身を提供し始めたとのこと。
焼肉と刺身を一緒に食べるという新しいスタイルが、お客さんに受け入れられているようです。
まとめ
「なのに」グルメは、最初は生き残りをかけた作戦でしたが、今ではすっかり看板メニューとなり、多くの人々を惹きつける存在となっています。
そこには店主の発想と確かな技術がなければ成功はありません。
ジャンルの枠を超えたメニューが生み出す新たな価値に、これからも注目が集まりそうです。
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