海での遊びが一線を越える瞬間:レジャーから違法行為へ イット!【しらべてみたら】 20230918

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テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】では、意外と知られていない、重要な問題にスポットを当てています。

今回の放送「知らずに取ったら検挙!レジャー感覚の密漁」では、千葉県や神奈川県で相次ぐ密漁の実態に迫りました。

海岸でのレジャーがいかにして違法行為につながるのか、その詳細を掘り下げていきます。

知らずに取ったら検挙!レジャー感覚の密漁【しらべてみたら】

目次

横須賀市の海岸で注意!遊びが違法な密漁につながる危険性

横須賀市の豊かな海の資源

神奈川県横須賀市の海は、サザエやアワビといった高級食材の宝庫です。

しかし、これらの海産物は漁業権を持つ者のみが採取できるため、一般の市民がこれらを採る行為は法律によって厳しく禁じられています。

海岸には密漁を防ぐための注意喚起の看板が設置されていますが、地元の漁業協同組合によれば、「密漁はなくならないだろう。」と頭を悩ませています。

特に夏場には、レジャーを楽しむ一環として海産物を採取する行為が増えており、このような遊び感覚での密漁が問題視されています。

横須賀海上保安部の警戒活動

この問題に対処するため、横須賀海上保安部は日々、海岸での密漁活動に警戒を強めています。

最近の一例として、保安官が普通の海水浴客と思われる二人の男性を監視しました。

これらの男性は、シュノーケルと普通の海水浴にはあまり使われない手袋を使用していることが不審に思われました。

監視の結果、これらの男性が海に入り、潜水を始めたところを保安官がカメラに収めました。

その後、海から上がってきた男性たちが持っていた黄色のバケツの中から、最終的に16個のサザエが見つかりました。

男性たちは、これらを子供たちに見せるために取ったと述べましたが、法律ではこれも漁業法違反になります。

法的後果と漁業法の規定

検挙された場合、犯罪者は最高で100万円の罰金を科される可能性があります。

さらに、この地域の漁師たちはサザエの稚貝を守るため、3センチ以下のサザエを取ることも禁止しています。

これに違反した場合、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科されることになります。

このような厳しい規制にも関わらず、遊び心から始まる行為が深刻な法的結果を招くことを、横須賀市の例は教えてくれます。

海を楽しむ際には、自然を尊重し、地域のルールを守ることが求められます。

密漁の現場での監視活動

別な例として、海上保安官が横須賀市近郊の海岸で密漁被害の多い場所を巡回中、海中で何かをいじる男性を発見しました。

保安官は男性が網のようなものを扱っているのを見て、その行動に注目し、カメラでその様子を記録し始めました。

保安官の監視の下、男性は海中に潜り、何度も水面下と水面上を行き来していました。

特に彼が持っていた大きめの青い袋が怪しまれ、何かを入れているように見えました。これにより、保安官は密漁の疑いを強めました。

男性は海から上がると、保安官が近づいたことに気づき、彼は再び海に飛び込み、袋の中身を捨てようとしました。

保安官はこの行為を「証拠隠滅」と見なし、男性に声をかけましたが、男性は「何も持っていない」と否定しました。

しかし、男性が密漁していた事実は明らかとなり、現場でサザエが発見されました。

彼は最終的にサザエを取ったことを認め、取られたサザエのうち、3つは3センチを超え、1つは3センチ以下であることが確認されました。

法的措置と後の調査

この男性は漁業法違反で検挙され、詳しい調査のために後日海上保安部で取り調べを受けることになりました。

現場で回収された生きているサザエは海に返されました。

この事件は、海岸でのレジャーがどのようにして違法な密漁へと発展するかを示す一例です。

地域の海洋資源を守るためにも、公共の場での法律遵守が求められています。

海岸での活動時には、特に漁業権が関わる地域では注意が必要です。

禁止道具の使用が発覚

海岸を巡回していた海上保安官が、ある家族が違法な道具を使用して魚を捕っているのを目撃しました。

男性がゴム付きのヤスを使用して魚を突く行為は、この地域で厳しく禁じられており、保安官はすぐにカメラでその様子を記録しました。

保安官は男性がクーラーボックスに魚だけでなく、サザエも入れているのを確認しました。

これにより、単なる魚の捕獲だけでなく、貴重なサザエの密漁も行われていたことが明らかになります。

保安官は男性に直接接触し、持っていた内容物について問いただしました。

男性は、クーラーボックスの中身を確認させ、そこからサザエと魚が発見されたことを認めました。

家族全員の関与と法的対応

この男性は家族と共に遊びに来ていましたが、密漁に子供も関与していたことが判明しました。

男性は密漁が違法であることを理解していながら行動をとっており、保安官による詳しい調査の後、漁業法違反で検挙されました。

息子がとった魚も問題視され、父親と息子にはそれぞれ法的な措置が取られました。

検挙されたサザエはまだ生きていたため、海上保安官の立会いのもと、海に返されました。

これは地域の生態系を保護し、資源の持続可能な利用を促進するための措置です。

この事件も、公共の場での違法行為がどのように地域の自然環境に影響を与えるかを示す一例といえます。

特に家族連れの親は、子供たちに自然を尊重する行動を教える責任があります。

まとめ

海でのレジャーは楽しい時間を提供しますが、法律やルールを守ることが求められます。

特に、漁業権が設定されているエリアでの無許可の採取は、地域の生態系や漁師の生活を脅かす行為です。

この放送を通じて、レジャー感覚での密漁の危険性とその法的な帰結について再認識することが重要です。

公共の場での行動は、常に法律と倫理に則って行うべきです。

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