【特集】令和で見かけなくなった“アレ”の今 イット!【しらべてみたら】 20240704

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

 

時代が変わり、日常から姿を消したものたちがあります。

テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】では、「独自追跡!令和で見なくなった“アレ”今どうなった?」と題して、現代では見かけることの少なくなったアイテムを追跡しました。

今回は、その結果をもとに、いくつかの“アレ”の現状に迫ります。

独自追跡!令和で見なくなった“アレ”今どうなった?【しらべてみたら】

目次

令和時代に見かけなくなったアイテムの行方

昔ながらの蝿帳:食卓を守る必須アイテム

かつて昭和の食卓を虫から守るために欠かせなかった蝿帳(はいちょう)ですが、今ではその姿を見ることはめったにありません。

この網状のカバーは、食品を自然の侵入者(ハエなど)から守る役割を果たしていました。

60代の女性は、「あれなくなったね」と述べ、その存在がいかに日常的だったかを振り返っていました。

卒業証書の保管方法の変化

かつて卒業証書を入れる筒は、開ける際に「ポン」と音を出す特徴的なデザインでした。

しかし、今日では多くの学校で保管しやすいブックタイプの卒業証書入れが採用されています。

その一方で、古いスタイルを守る学校もまだ存在していることが50代の母親たちの会話から明らかになります。

ベルマーク運動:まだ現役

ベルマークは一度は目にしたことのある学校の備品と引き換えにされるアイテムです。

ベルマーク教育助成財団によると、今もなお、小学校の7割、中学校の6割、高校の2割がベルマーク運動に参加しており、その活動は続いているとのこと。

今でも割と多くの学校で利用されているようです。

プレミアムフライデー:初期の期待と現在の現実

プレミアムフライデーは7年前に始まった取り組みで、月末の金曜日に午後3時に仕事を切り上げて消費を促進することを目的としていました。

当初は多くの職場で歓迎されたものの、現実には忙しい月末に早く帰れるという発想があまり受け入れられていないようです。

しかし、経産省はこの取り組みが公式には終了していないと述べ、関連情報を引き続き発信しています。

東京阿佐ヶ谷のペンギンカフェでは、プレミアムフライデーを記念して特定の時間にドリップバッグ式コーヒーを提供していますが、その効果は今のところ限定的なようです。

2000円札の謎:なぜ見なくなったのか?

新紙幣発行の中で見送られた2000円札

2024年、新たな紙幣が約20年ぶりに発行されましたが、その中で唯一デザインの刷新が見送られたのは2000円札です。

街の人々は「2000円札、どうなっちゃったのかな?」と話しており、その存在が薄れていることが感じられます。

2000円札の歴史と意義

2000円札は第84代総理大臣小渕恵三氏によって発案され、2000年の沖縄サミットを記念して発行されました。

この紙幣の表面には沖縄県の首里城の守礼門が、裏面には源氏物語絵巻がデザインされています。

当時の発行記念セールでは2000円札のデザインを模したタオルや財布が販売されました。

東京での2000円札所持状況

東京に住む100人を対象に行った番組の調査では、17人が2000円札を持っていると回答し、83人が持っていないと答えました。

持っている人の多くは「希少価値が出るかもしれない」と考え、家で大事に保管していると述べています。

2000円札の現状と認識

多くの人が2000円札のデザインをすでに忘れており、2000円札を見て「こんなだったっけ?」と驚く声が多く聞かれました。

特に子供たちは2000円札を初めて見ると大興奮し、「え!人じゃない!建物なんだ!」と新鮮な反応を示しました。

発行当時生まれておらず、現在は他の紙幣と比べ格段に流通していないため、当然のリアクションなのかもしれません。

2000円札の利用と流通

理髪店やラーメン店では「2000円札を最近見ない」という声が多く、1年に1回見るか見ないかという店もありました。

しかし、宝くじ売り場では「時々、古いお金と一緒に2000円札も出される。」とのことで、まだ一部で使用されている様子が伺えます。

沖縄での2000円札の特殊な存在感

ある女性は、沖縄のATMで普通に2000円札が出てきたと報告しています。

また、ある小学5年生は興味ある噂を耳にしたと言います。

「なんか沖縄でしかないっていう噂は聞いたことある。」と。

沖縄限定?2000円札のユニークな流通事情

2004年には全国で約5億枚が流通していた2000円札が、現在は約9700万枚にまで激減しています。

しかし、沖縄ではこの傾向が逆転しており、789万枚が流通しているというデータがあります。

この地域特有の現象について、取材班は沖縄県庁を訪問し、その理由を探りました。

沖縄県庁の積極的な2000円札の使用

沖縄県庁の職員たちは2000円札を積極的に使用しており、出張時にもこれを持参することで沖縄のPRに努めていると語りました。

この取り組みは、地元の観光促進と紙幣の特徴を生かしたユニークな試みです。

特設ATMでの2000円札

また、沖縄の一部のATMには「2000円札優先ボタン」が設置されており、このボタンを押すと出てくるのは2000円札。

この設備は沖縄に特有のようです。

沖縄の日常での2000円札の使用感

地元の居酒屋での調査では、多くの住民が2000円札を日常的には使用していないことが判明しました。

使いにくさから、1000円札に両替をすると述べています。

取材の結果、実際のところ、沖縄で2000円札を持っている人は少数派で、全体の約24%にとどまっていました。

観光地での2000円札の利用

沖縄のお土産店では、2000円札が観光客に特別な記念として渡されることがあります。

修学旅行で沖縄を訪れていた中学生もおつりとして2000円札を受け取り、たいへん喜んでいました。

このように、2000円札は沖縄では特別な役割を果たしており、地域に根ざした使い方がされています。

観光客にとっては珍しい記念品として、また地元の人々には特定の場面でのみ使用される珍しい紙幣として位置づけられています。

外国人が持つ2000円札の謎?

日本を訪れた外国人観光客が、なぜか2000円札を持っていることも多く、使用された日本の店員さんも不思議なようでした。

これは、アメリカからの観光客が自国の銀行で両替した際に2000円札が出てくるようで(頻度は不明)、それを持参することが理由のようです。

外国人は日本での2000円札の流通度合いを知る由もなく、取材を受けて、「珍しいなら取っておくかな。」といった声も聞かれました。

まとめ

「イット!」の特集【しらべてみたら】で取り上げた、令和で見なくなった“アレ”たちは、時代と共に変化し、新たな形で存在していることが多いです。

完全に消え去ったわけではなく、それぞれが時代の流れに適応し、異なる形で私たちの生活に残っていることを感じさせます。

時代の変遷を感じさせるこれらのアイテムたちに、今一度目を向け、その存在を確認することが、私たちの生活にとっても意味深い事かもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次