テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】で放送された「どんどん安くなる?激安スーパーの“売上対決”」は、たいへん面白い取り組みをしているスーパーに密着していました。
埼玉県にある激安スーパー「マルサン越谷花田店」で行われたのは、家計の強い味方となる特売のイベントで、鮮魚・青果チームと精肉・日常食品チームが売上を競う熱い戦いが繰り広げられました。
果たしてどちらが勝利を収めたのでしょうか?今回はその内容を詳しくご紹介します。
激安スーパーでの売上対決!舞台は「マルサン越谷花田店」
物価が上昇し続ける中、家計の強い味方となる激安スーパー「マルサン越谷花田店」では、鮮魚・青果チームと精肉・日常食品チームが特売イベントでどちらが売上を伸ばすか競い合いました。
激安商品の魅力や、遠くからでも足を運びたくなる理由をご紹介します。
「マルサン越谷花田店」の特売イベントに長い行列
埼玉県にある「マルサン越谷花田店」は、地元で人気の激安スーパーです。
今回の売上対決イベントでは、開店前からお店の前には長い行列ができていました。
オープンと同時に、待ちかねた多くのお客さんが続々と店内へと入っていきました。
魅力的な激安商品がずらり!まずは青果コーナーから
店内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、ごま油291円などの調味料の山。
迷路のように入り組んだ通路を進むと、青果コーナーが現れました。
ここには、以下のような激安商品が並んでいます。
- 長ネギ 1袋140円
- 舞茸 1袋86円
- 大根 1本162円
- カボチャ 100グラム29円(通常35円程度)
青果コーナーには、特売品目当ての客が次々に訪れていました。
特にカボチャの安さには、70代の女性客が「100グラム29円。普通は35円くらいするので安い」と驚いていました。
遠方からも訪れる理由とは?
激安商品の魅力は近隣だけでなく、遠方からもお客さんを引き寄せています。
あるお客さんは、「ガソリン代をかけてでも来る価値がある」と語り、近くのスーパーではなく、ここに来てしまう理由を明かしていました。
また、他の女性は「近くじゃないけど、わざわざ来ないと今の日本の生活はやっていけない」と述べており、激安商品の魅力が非常に高いことがうかがえます。
鮮魚コーナーの魅力!お得な大容量商品
鮮魚コーナーでも、多くの激安商品が並んでいました。特に目立ったのは以下のような商品です。
- 銀ザケの切り身 10切れ1080円
肉厚でボリュームたっぷりの銀ザケが、大容量でお得です。 - 冷凍むきエビ 900グラム1080円
40代の夫婦も「とにかく安い。900グラムも入ってお得」と、その安さに驚き、エビチリに贅沢に使えると喜んでいました。
家族連れにも嬉しい!精肉コーナーのお得商品
精肉コーナーでも負けず劣らずの激安商品が揃っていました。
特に家族連れに嬉しい大容量商品が多く見られました。
- 国産の豚こま切れ 100グラム107円
- 国産の若鶏ささみ 100グラム75円
- 鶏もも肉 2キロ1943円
- 大容量の豚ひき肉 639円
ある家族は、「全体的に安い商品が多く、子供たちがよく食べるので、量が多い方が助かる」とコメントし、鶏もも肉や豚ひき肉などを大量に購入していました。
この家族が特に多くの食材を購入していた理由は、8歳のお姉ちゃんの誕生日パーティーのためでした。
買い物が終わると、家に帰って早速スコッチエッグなどを作り、家族でお祝いを楽しんでいました。
毎月恒例の「売り場対抗の売上対決」とは?
激安スーパーとして知られる「マルサン越谷花田店」では、毎月特別なイベント日があります。
それが「売り場対抗の売上対決」です。今回は、鮮魚・青果チームと精肉・日常食品チームの2つのチームに分かれ、売上を競い合いました。
それぞれのチームが魅力的な激安商品を揃え、どちらがより多くの売上を達成できるのかに注目が集まりました。
シンプルなルールで繰り広げられる売上バトル
イベントのルールはシンプル。
開店の午前10時から午後6時までの間で、売上が多かったチームが勝ちとなります。
開店直後から青果コーナーに人だかり!特売品がずらり
オープンと同時に、まず動き出したのは鮮魚・青果チームでした。
鮮魚・青果チームは、オープン直後から特売品を大量に放出し、一気にお客さんを集めました。
青果コーナーには、以下のような商品が並びました。
- キュウリ 2本73円(100g31円)
- セロリ 1束215円
- 生しいたけ 1袋97円
- なす 1袋153円(100g21円)
- シャインマスカット 399円(税込431円)
開店早々からの「大量放出作戦」が功を奏し、青果コーナーはあっという間に人でいっぱいになりました。
また、シャインマスカットの特売では「399円」という価格に驚き、手に取るお客さんが続出。
「あっという間に完売した」とのことです。
鮮魚との連携プレーが成功!「半額」の魅力
青果コーナーでの勢いを受け、隣接する鮮魚コーナーもすぐに特売を展開。
タコを「半額」にし、青果で買い物をしたお客さんがそのまま鮮魚コーナーへと流れるような動線を作りました。
この連携プレーが成功し、鮮魚・青果チームの売上は順調に伸びていきます。
また、シラス50パックが1パック108円という価格で提供され、瞬く間に完売。
40代の男性が「家族のために」とのことで、シラスを4パック購入し、帰宅後シラスチャーハンにして食べたそうです。
精肉・日常食品チームの反撃!「1桁価格」で勝負
一方、精肉・日常食品チームも黙ってはいませんでした。
彼らが繰り出したのは、インパクトのある「1桁価格」での勝負です。
- 紅生姜 税込み10円
- デザート 54円
これらの商品が、すぐにお客さんの目を引き、あっという間に人だかりができました。
また、およそ150円で販売されていた飲むヨーグルトを急遽半額の75円に値下げし、さらなる集客に成功しました。
精肉コーナーの切り札!「赤字覚悟」の和牛
精肉コーナーの一番の切り札として用意されたのが、和牛の特売でした。
100gあたり172円という赤字覚悟の価格で提供され、すぐに人だかりができて商品は完売。
60代の女性が2パック購入し、「販売開始からわずか40秒で完売」とのことでした。
午前中の途中経過で見えたリード
午前のピークが過ぎた段階で途中経過を確認すると、鮮魚・青果チームがリード。
開店直後からの大量放出作戦や連携プレーがうまく機能し、順調に売上を伸ばしている様子がうかがえました。
精肉・日常食品チームも一時は和牛の特売で勢いに乗りましたが、早めに出しすぎたことで午後に向けての売上が失速してしまったことが大きなポイントとなりました。
夕方のピークに向けた鮮魚青果チームの戦略
午後3時を過ぎ、夕方のピークタイムに向けてリードしていた鮮魚・青果チームが再び動き出しました。
今回も強力な「大量放出作戦」を展開し、一気に商品を並べてお客さんを引きつける作戦です。
青果コーナーのバックヤードには商品がずらりと並んでいました。
その中には、以下のような商品が。
- オクラ 1ネット108円
- みかん 1袋108円
- ナス 215円(700g)
これらを含む15品を一斉に提供し、お客さんのカゴは野菜でいっぱいになりました。
鮮魚との連携プレー!タイムセールで売上を伸ばす
青果コーナーが混雑していたのを見た鮮魚コーナーもタイムセールを実施。
タコの被り物をかぶったスタッフが登場し、ウナギ半額やマグロ162円などの特売品5品を次々と品出ししました。
青果を購入したお客さんがそのまま鮮魚コーナーに流れてくるという作戦が今回も見事に成功し、売上を大きく伸ばしました。
精肉・日常食品チームの反撃!即興のタイムサービス
一方、精肉・日常食品チームも反撃を開始しました。「タイムサービス品」を増やし、即興で値下げを行い、お客さんの目を引こうとしました。
事前に計画していたもの以外の商品も、その場で判断して値下げする柔軟な戦略を採用し、地味にカゴの隙間に入りやすい商品を狙いました。
40代の女性が「タイムサービスだったから」肉まんを購入したことも、この戦略の効果があったことを示しています。
国産鶏もも肉の勝負!「敵陣乗り込み作戦」で逆転を狙う
精肉コーナーの切り札として登場したのが、国産鶏もも肉。
本来のセール価格69円をさらに59円(100gあたり)に値下げし、勝負に出ました。
通常760円の商品が650円になるという破格の価格設定でしたが、思ったほどお客さんが集まりませんでした。
そこで取られたのが「敵陣乗り込み作戦」。
青果コーナーに精肉スタッフが直接向かい、「国産鶏もも肉59円」を呼びかけて販売を試みました。
しかし、鮮魚担当者が駆けつけ「ここは敵陣」と笑顔で丁寧に押し戻し、作戦は失敗に終わりました。
それでも、一部のお客さんが興味を示し、精肉商品も購入されました。
牛バラ肉も特価で販売
精肉コーナーでは、牛バラ肉(553円)などの特売品も販売されました。
50代の女性が「帰り道にちょっと足りないものを買いに寄った」とのことで、牛丼やすき焼きに使える牛バラ肉を購入し、満足していました。
勝者は鮮魚・青果チーム!成功のカギは「大量放出作戦」
午後6時、ついに結果発表の時間となり、勝者は鮮魚・青果チームに決定しました。
勝因は「戦略と腕」とのことで、特に大量放出作戦と鮮魚との連携プレーが成功のカギとなりました。
精肉日常食品チームの担当者も「先輩方の底力に圧倒されたが、次回は追いつけるよう頑張りたい」と前向きな姿勢を見せました。
また、精肉担当者は「今日は完敗です」と負けながらも相手の勝利をたたえました。店長も「すごく頑張ったのに」と惜しむ気持ちを見せていましたが、今回は鮮魚・青果チームの圧倒的な戦略勝ちが際立つ結果となりました。
まとめ
今回の「イット!」の特集で紹介された激安スーパー「マルサン越谷花田店」の売上対決は、鮮魚・青果チームが見事な戦略で勝利を収めました。
魅力的な特売品と、タイムセールを活用した賢い戦術で、多くのお客さんの心をつかんだ結果です。
このような家計の味方である激安スーパーの取り組みは、これからも多くの人々に注目されるに違いありません。
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