イット 調べてみたらの年金特集 「80歳で就職活動も“厳しい現実”…シニアのお仕事」 20240214

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シニアの仕事

現代社会では、高齢者の職場での存在感が増しています。

現在、働く人の実に7人に1人が65歳以上のシニア(2022年 総務省「労働力調査」)とのこと。

退職後も働き続けることを選ぶシニアたちは、単に経済的な理由だけでなく、生きがいを求め、社会的に活動的であり続けるために労働を続けています。

イット 80歳で就職活動も“厳しい現実”…シニアのお仕事【しらべてみたら】では、日本におけるシニア労働者の現状と、彼らが直面する具体的な挑戦に焦点を当てています。

この記事では、特集された内容を観た感想をお話しします。

80歳で就職活動も“厳しい現実”…シニアのお仕事【しらべてみたら】

【HP】FNNプライムオンライン|フジテレビ

目次

取材で答えた方の収入

対象仕事月給年金備考
70歳男性桟橋の管理人手取り18~20万円不明「特に生活には困っていない」とのこと。
76歳男性広告関係10万円13万円家のローン8万円
74歳女性スーパー10万円5万円「来年定年。年金だけでは暮らせない。」
76歳男性タクシーの無線応答8~9万円10万円家賃5万3千円

年金生活を超えて

シニアの仕事

番組では、シニア世代になぜ働くのかをインタビューしています。

中には、特に金銭的に困っているわけではない、という方もおられましたが、多くのシニアの方のお答えは、年金だけでは生活が成り立たない、ということでした。

つまり、これが多くのシニアが直面する現実の一つなのです。

では、経済的に困窮していない場合、そこにはどんな働く理由があるのでしょうか。

この点を象徴するのが、69歳の男性の例です。

彼は力仕事をこなしながらも、その仕事を「お金をもらいながら筋肉を鍛える」と表現します。

そして、なるべく貯金を切り崩さないでいたい、とのこと。

こちらの男性の活気のある働く姿勢からは、彼が仕事に対して持つ前向きな心構えが見て取れます。

こちらの男性のように、仕事を通じて自己実現を図るシニアは少なくなく、それは若い世代にも良い影響を与え、労働市場に新たな価値をもたらしているといえます。

伝統を守り続けるこだわり

92歳でうどん店を営む女性の例は、機械を使わずに手打ちうどんを作り続けており、その店は地域で非常に人気があります。

こちらのお店では、メニューにはない料理が次から次へと出てきます。

店主の女性は、「みんなが喜んでくれるから。お金じゃないんだ。」と言います。

お客さんも、「実家に帰ってきた感じ」「店主さんの気持ちをいただく」「シャキシャキ働いてて、(自分も)頑張らなきゃなと。」とパワーをもらっている感じです。

彼女のお店では、料理だけでなく、彼女の人柄もまた、お客さんを引きつける大きな要因となっています。

ここにも、お金じゃない、働く理由があります。

仕事探しの現実

シニアの仕事

一方で、シニアが新たな仕事を見つける過程は、困難に満ちていることも事実です。

年齢の壁は現実的な障害であり、多くのシニアにとってそれは大きなショックとなります。

東京のハローワークでは、シニア専用の支援プログラムが設けられており、これが高齢者の雇用支援と社会参加の拡大に貢献しています。

現在、東京に限らず、シニア世代の社会参加を促進するために、多くの都道府県が同様の取り組みを行っています。

ちなみに筆者が暮らす神奈川県では、シニア・ジョブスタイル・かながわという、神奈川県とハローワークが一体的運営する就業支援施設が設けられています。

シニア・ジョブスタイル・かながわ

社会との繋がり

これまで話した通り、多くのシニアにとって、仕事は単に収入を得る手段以上のものです。

それは社会と接続する一つの窓であり、彼らにとっての社会参加の形態です。

85歳でシルバー人材センターに登録している女性が、仕事が減ってしまったことを嘆くエピソードは、彼女がどれだけ仕事を通じて社会と繋がりたいかを物語っています。

彼女のように、身体的な限界を感じつつも、仕事を通じて人と関わり続けたいと願うシニアは多いと思われます。

結びとして

シニアの仕事

番組の取材では、シニア世代が労働市場で直面する困難は多岐にわたりますが、働く理由がやりがいであれ金銭面であれ、なるべく長く働き続けたいという方がほとんどでした。

社会はシニア世代が培ってきた経験に基づく価値ある労働を支え、彼らが尊厳を持って働ける環境を提供する責任があると感じました。

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