夏が近づくと、エアコンの使用頻度が増え、電気代が気になる季節になります。また、冷たい飲み物や簡単な食事に頼りがちで、気づけば食費もかさんでいる…そんな経験はありませんか?
実は、ちょっとした工夫や生活の見直しで、こうした出費を大幅に抑えることができるのです。
今回は、2024年5月29日に放送されたテレビ番組「イット!」の人気特集【しらべてみたら】から、「年間で40万円も!街の人が実践している節約術」に注目。
番組内で紹介された、実際に多くの人が取り入れている節約アイデアをもとに、電気代や食費を賢く削減する方法をわかりやすくまとめました。
この夏を、無理せず快適に、そしてお財布にも優しく乗り切るためのヒントをぜひご活用ください。
節約の基本:日常生活での工夫

日々の生活の中にこそ、大きな節約のヒントが隠れています。電気代や食費を抑える前に、まず見直したいのが生活習慣です。
例えば、水道代の節約として、シャワーの使用時間を短縮し、こまめに水を止めるといった工夫は誰でもすぐに始められる効果的な方法です。
また、番組では大学生の節約アイデアとして、市販の高価なマッサージ器具の代わりに、身近な素材を使って手作りのほぐしローラーを活用している様子も紹介されていました。お金をかけずに快適さを維持する工夫が、節約の第一歩となります。
日常生活のちょっとした見直しが、年間数万円以上の差を生むことも。まずは身近なところから始めてみましょう。
家計の見直しと管理方法

節約を成功させるためには、まず「家計の見える化」が重要です。日々の出費がどこにどれだけかかっているのかを把握することで、無駄な支出を減らし、効率的なお金の使い方ができるようになります。
そのためには、家計簿アプリを活用して収支を管理するのがおすすめです。スマートフォンひとつで手軽に記録できるため、継続しやすく、日常的な習慣として取り入れやすいのがメリットです。
また、番組では、3人家族の30代夫婦が、子どもの絵本を古本屋で購入することで年間約3万5000円の節約に成功している事例が紹介されていました。
一時的に必要な育児用品や教育関連グッズは、新品にこだわらず、リユースや中古品をうまく活用することで、大きな節約につながります。
さらに、使い終わったアイテムはリサイクルショップなどで売却することで、ちょっとした収入にもなり、経済的にも助かります。こうした物の再利用は、環境への負荷を減らすSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも注目されています。
「買う」「使う」「手放す」のサイクルを見直し、家計にも地球にもやさしい暮らしを目指しましょう。
電気代の節約術
夏場になるとエアコンや冷蔵庫の稼働時間が増え、電気代がかさみがちになります。しかし、日常生活のちょっとした見直しで、大きな節約につなげることが可能です。
例えば、不要な照明はこまめに消す、冷蔵庫の開閉回数を減らす、シャワーの使用時間を短くするなど、毎日の行動を少し工夫するだけで電気の使用量を抑えることができます。
さらに一歩進んだ節約術として、再生可能エネルギーの活用も注目されています。番組では、ポータブルの太陽光パネルと蓄電池を導入した方が登場し、なんと電気代を半額以下に抑えることに成功していました。
初期費用は約15万円とやや高額ですが、長期的に見れば十分に元が取れる節約効果があるとのこと。現在では、より安価で同等の性能を持つ製品も増えており、選択肢も広がっています。
家計に優しいだけでなく、環境にも配慮したライフスタイルとして、太陽光発電の活用はこれからの節約術としてますます注目されそうです。
上記は番組で紹介されたものとは異なりますが、Amazonで月に1,000個単位で売れている、ランキング上位の人気商品です。2021年度防災グッズ大賞も受賞しているとのこと。
バッテリーは毎日充電しても10年以上持ち、災害時にも日常的にも利用できる物なので、重宝されているようです。
これ以下のランクの物は、ソケットやポート数が少ないため、家庭で日常的に使用するにはいささか不便でしょう。
食費の節約術

家計の中でも特に見直しやすく、効果が出やすいのが「食費の節約」です。毎日の積み重ねが月単位・年単位で大きな差となって現れるため、多くの家庭で関心が高い分野でもあります。
節約の第一歩は、価格の比較と買い物の工夫。スーパーを複数まわり、同じ食材でも最も安く購入できる店舗を選ぶことで、無理なく出費を抑えることができます。
さらに、外食を減らし手作りのお弁当を習慣化することで、さらに大きな節約効果が期待できます。番組では、30代女性が手作り弁当を続けたことで、1か月に約8,000円もの節約に成功していました。
女性が実践していた節約弁当の中でも特に手軽で人気なのが「おにぎらず」。具材のアレンジがしやすく、時短調理にも向いているため、忙しい日常にも取り入れやすいメニューです。
まとめ買いと作り置きのコツ
節約をしながら毎日の食事をラクにしたいなら、「まとめ買い」と「作り置き」の活用がおすすめです。特に共働き家庭や忙しい人にとっては、時間とお金の両方を節約できる効率的な方法として注目されています。
例えば、週末に副菜を一度にまとめて調理し、冷蔵保存しておくことで、平日の食事準備が格段にスムーズになります。これにより、調理時の光熱費の削減にもつながります。火を使う回数を減らすことで、電気・ガス代を無理なく抑えることができるのです。
さらに、まとめ買いをして冷凍保存することで、食材の使い切りが可能になります。野菜や肉類をあらかじめ下処理して冷凍しておけば、無駄なく活用でき、買い足しの頻度も減少。結果として、食費の無駄遣い防止につながります。
このように、計画的な買い物と作り置きの習慣化は、節約だけでなく、毎日の家事負担の軽減にも大きく貢献します。今日からでも始められる、実践的な家計見直し術として取り入れてみてはいかがでしょうか。
外食費の削減方法

家計の中でも、気づかないうちに膨らみがちな「外食費」。これを見直すことで、毎月の出費を大幅に抑えることができます。外食を減らすためには、まず自宅での食事を充実させることがカギです。
番組では、4人家族で月の食費を3万円以内に抑えている家庭が紹介されました。その家庭では、外食をほとんどせず、あらかじめ献立を決めた上でスーパーへ買い物に行くなど、計画的な食材購入を徹底しています。
さらに注目したいのが、「子どもをスーパーに連れて行かない」という工夫。子どもが一緒だと、ついお菓子や不要な商品を買ってしまうこともありますが、それを避けることで無駄な出費を自然と抑えることができるのです。
このように、日々のちょっとした工夫や意識の変化が、外食費だけでなく全体の食費節約にも大きく貢献します。まずは「自炊を楽しむ」「買い物のルールを作る」ことから始めてみましょう。
大きな目標を持つことの重要性
節約を長く続けるためには、ただ「お金を減らさない」ことを目的とするのではなく、その先にある“夢”や“目標”を明確にすることが大切です。日々の節約が「楽しみのための手段」になれば、モチベーションも自然と高まります。
番組では、世界一周クルージングの実現を目指して節約に取り組む家庭や、マイホーム購入のために出費を抑えている家庭が紹介されました。こうした具体的な目標を持つことで、節約生活が単なる我慢ではなく“未来の投資”に変わるのです。
また、ある女性は、太陽光や雨水の再利用など、自然の力を活用して電気代や水道代を節約。その分を旅行や趣味など自分の楽しみのために充てたいと話していました。
このように、節約は目的があってこそ意味を持ちます。夢に向かって少しずつ積み上げていく節約習慣は、家計だけでなく心にもゆとりをもたらしてくれるはずです。
まとめ

ここまでで紹介された節約に関するポイントをまとめると以下の通りです。
シャワーを使う時間を短縮し、必要な時だけ水を出す
高価な器具の代わりに、手作りの道具で代用
小さなことでも積み重ねることで節約効果が大きくなる
家計簿アプリを使って日々の収支を「見える化」
必要なものは中古品やリユース品を活用(例:古本屋で絵本購入)
不要品はリサイクルショップで売却して収入に
「使い捨て」ではなく「再利用」でSDGsにも貢献
電気の使用量を日常的に見直す(照明・冷蔵庫・エアコン等)
ポータブル太陽光パネルと蓄電池を活用し、電気代を半額以下に削減
初期費用はかかるが、長期的に見ると大幅な節約につながる
最近では安価な太陽光グッズも登場し導入しやすい
複数のスーパーを比較し、最も安い店舗で買い物
外食を控え、弁当を持参(例:月8,000円の節約)
簡単に作れる節約弁当「おにぎらず」を活用
買い物リストを事前に作成し、無駄な購入を避ける
週末に副菜などをまとめて作り置きし、平日を時短&節約
まとめ買いして冷凍保存し、食材を無駄なく使い切る
調理回数を減らすことで光熱費も節約できる
計画的な食事管理で「なんとなく買い」を防止
自宅の食事を充実させることで外食の頻度を減らす
家族全体の食費を月3万円以内に抑える家庭の事例も紹介
子どもをスーパーに連れて行かず、無駄な買い物を防ぐ
食材の在庫管理と買い物の回数を減らす
クルージング旅行やマイホーム購入など、具体的な目標を持つ
節約で浮いた分を「旅行や趣味」に充てることで楽しみが増える
自然エネルギーを活用するなど、環境にやさしい節約で満足感を得る
今回紹介した方法を参考に、自分に合った節約術を見つけて、賢くお金を使いましょう。
とは言っても、節約すること自体が目標になってしまうと、家庭内がギスギスして、休めるはずの家にいることにストレスを感じることにもなりかねません。
楽しみながらできる節約、目標のある節約などでモチベーションを維持することが大切です。
この機会に、今できる節約がないか、考えて実践してみるのもいいかもしれません。
その先に、今まで見えていなかった目標が見えてくるかもしれません。


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