テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】では、この夏、氷点下のようなキンキンに冷えた麺から、熱々の麺料理まで、麺類にまつわる様々な”異変”を探求しました。
今回の特集では、猛暑の日本列島を舞台に、夏にぴったりの麺料理がどのように変化しているのかを詳しく調査しています。
東京・浅草橋の「上海ブラッセリー」で味わう伝統と革新
東京の浅草橋エリアに位置する「上海ブラッセリー」は、浅草橋駅からわずか4分の距離にあります。
この日の気温が32度に達する中、テラス席から店内までが満席状態で、その人気ぶりがうかがえます。
猛暑の中、訪れる人々を惹きつける同店の料理の数々と、特別なサービスを詳しく見ていきましょう。
定番の味わい
鳥がらと昆布で取った出汁に細麺を合わせ、チャーシュー、小松菜、メンマ、ナルトをトッピングした、昔ながらの醤油ラーメン830円。
1080円で楽しめる担々麺は、中華麺と濃厚なピリ辛スープ、そして肉味噌が特徴です。
さらに、油通しした豚肉とナスを特製の味噌だれで炒めたナス味噌炒め定食も1100円。
などなど、定番のどのメニューも安定した味わいを提供しています。
麺類を頼むと特典サービスが受けられる!
「上海ブラッセリー」の魅力は、その味わい深い料理の提供にとどまりません。
顧客満足度をさらに高める特典として、麺類を注文するとチャーハンが無料で提供されるのです。
このチャーハンは熱々の中華鍋で卵、ご飯、ネギ、チャーシューをパラパラになるまで炒め、紅ショウガで爽やかな風味を加えた、無料とは言い難い、一切手を抜かない本格的な味わいです。
さらに、量は4段階あり、お茶碗に山盛りの特盛りでも無料というから驚きです。
夏季限定メニューの人気
ここ数年の夏は暑さが厳しく、それが食べ物の選択にも影響を及ぼしています。
この日、多くのお客さんが注文していたのが夏の定番、冷やし中華です。
1200円で提供されるこのメニューは、茹でた中華麺を氷水でしっかりと締め、お酢を効かせた醤油ベースのつゆで味付けされ、トマト、チャーシュー、ワカメ、錦糸卵、エビをトッピングしています。
また、950円で楽しめる冷やしラーメンは、冷凍庫でキンキンに冷やした丼にゆずこしょうと山椒の冷たい醤油スープを注ぎ、フライドオニオン、チャーシュー、ノリをトッピングしています。
このように、夏にぴったりの冷たいメニューが、暑い日々を乗り切るための一助となっています。
この日はランチタイムだけで売れた冷やし中華と冷やしラーメンの合計は26食に達し、例年を上回る注文数を記録しました。
夏の暑さが厳しくなるにつれて、涼を求める顧客のニーズに応える「上海ブラッセリー」のメニューは、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。
「焼きそばのまるしょう」の熱々の焼きそばと変わり種メニュー
東京・本郷三丁目駅からわずか4分の距離にある「焼きそばのまるしょう 本郷三丁目店」は、その繁盛ぶりと家庭では作れない専門店ならではの焼きそばで知られています。
また、トマトカレーやポテトバター、ナポリタン焼きそば、スタミナニンニク豚キムチ醤油焼きそばなど、15種類以上のユニークな焼きそばを提供しています。
この店では、熱い夏の日でも元気をつけるため熱い麺を食べる、という顧客もいて、熱々の焼きそばが客を引き寄せています。
独自の焼きそば製法
「焼きそばのまるしょう」の焼きそばは、店内で毎日手作りされる麺が特徴です。
使用されるのは3種類の小麦粉をブレンドした麺で、これを注文が入るごとに茹でてから冷たい水でしっかり洗い、鉄板で両面を焼き上げます。
そして、豚肉、キャベツ、もやしを加えて秘伝のソースで味付けされ、最後に紅ショウガと青のりをトッピングして完成するソース焼きそばは、「麺のもちもち感とソースのコクが絶妙」と多くのリピーターに支持されています。
夏季限定メニューの挑戦
「焼きそばのまるしょう 本郷三丁目店」は暑さに対応するために新たな試みとして「さっぱり大根おろしのネギ豚塩レモン焼きそば」(890円)を開発しました。
この夏季限定メニューは、さっぱりとした味わいが特徴で、レモンの爽やかさが暑い日にぴったりです。
発売翌日のランチタイムでは、伝統的なソース焼きそばに比べて少ないものの、新しい味の評価は高く、「クドくない」と好評を得ています。
「焼きそばのまるしょう 本郷三丁目店」では、変わり種の焼きそばから夏に向けた新メニューまで、幅広い選択肢を提供し続けています。
暑い日でも、ここでしか味わえない焼きそばを求めて足を運ぶ価値は十分にあります。
本郷三丁目店 – 焼きそばのまるしょう
焼きそばのまるしょう 本郷三丁目店(GoogleMap)
神奈川県:平壌冷麺食道園川崎店の伝統冷麺
神奈川県のJR川崎駅から歩いて8分、そこに位置する「平壌冷麺食道園川崎店」は、50年以上の歴史を誇る伝統の冷麺レシピを提供しています。
元々仙台にそのルーツを持つこの店は、独自の製法で作られる自家製麺と特製スープが特徴です。
自家製麺の製法とその特徴
こちらのお店の冷麺は、小麦粉とジャガイモのでんぷんを原料とした生地から作られます。
注文が入るごとに、生地を麺の形に絞り出し、すぐに釜で茹で上げられます。
茹でた後は冷たい水で急速に冷やされ、洗浄されることで、麺はその独特の透明感とツルツルした食感を得ます。
豊富な具材と特製スープ
平壌冷麺には、ゆで卵、甘辛く煮込んだ牛肉、自家製の大根キムチ、カクテキなどの具材が色鮮やかに盛り付けられます。
さらに、これらの具材を引き立てるのは、12時間煮込んだ牛すね肉から作られるコクのあるスープです。
これらが組み合わさり、1080円で提供される看板メニューの平壌冷麺が完成します。
特に、「飲みたくなるようなスープ」と評判のスープは、さっぱりしているもののしっかりとしたコクがあり、辛すぎず飲みやすいバランスが特徴です。
客の声と天候による影響
特に高温の日には、この冷たい麺がさらに引き立ちます。
天候が暑い日は、お客さんが満席になるほどです。
このように、平壌冷麺食道園川崎店は、その伝統的なレシピと、暑い季節にぴったりの冷麺で、訪れる人々に涼を提供し続けています。
地元の人々はもちろん、遠方から訪れる客にとっても、この冷麺は夏の暑さを乗り切るための絶品グルメとして注目されています。
まとめ
今回の特集「しらべてみたら」では、異例の猛暑が麺料理のトレンドにどのような影響を与えているかを詳しく調査しました。
猛暑がもたらす食の変化を通じて、私たちは日本の食文化の進化と顧客のニーズの多様化を垣間見ることができます。
夏本番、さらに多くの飲食店がどのように対応しているのか、その動向も気になるところです。
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