秋の行楽シーズンに要注意!高速道路で多発する車のトラブル事例とその対策 イット!【しらべてみたら】 20241001

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高速道路

秋の行楽シーズン、ドライブに出かける人が増える中、高速道路での車のトラブルが急増しています。

今回は、2024年10月1日に放送されたテレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】「秋の行楽でご用心!高速道路での車トラブル」を基に、どのようなトラブルが発生しているのか、その原因や対策について詳しくご紹介します。

秋の行楽でご用心!高速道路での車トラブル【しらべてみたら】

目次

関越自動車道の安全を守るNEXCOパトロール隊員の役割

関越自動車道を管轄するNEXCOパトロール関東所沢事業所では、50人の交通管理隊員が24時間365日、高速道路の安全を守っています。

彼らは常にパトロールを行い、事故や危険を未然に防ぐために日々奮闘しています。

高速道路上に危険な落下物!角材の回収作業

午前11時半頃、パトロール中の隊員が車線ギリギリに何かが落ちているのを発見しました。

落ちていたのは、長さおよそ1メートルの角材です。

もし車がこれに乗り上げてしまったら、大事故につながる可能性がありました。


その場で、車が途切れるタイミングを待ち、後方の隊員が旗を振り合図を出し、安全を確認して角材を回収するという慎重な作業が行われました。

この回収作業は、時速およそ100キロの車が行き交う高速道路上で行われ、まさに命がけの任務でした。

10日間で回収された20種類以上の落下物

このようにパトロール隊員が回収した落下物は、わずか10日間で20種類以上にも及びます。

高さおよそ1メートル、重さ20キロほどのガスボンベや、車に踏まれて原型をとどめていない脚立、さらにはコンクリートブロックなど、どれも大事故を引き起こす可能性のあるものばかりです。

これらの落下物は、思いがけないタイミングで車両を危険にさらすため、常にパトロールが欠かせません。

タイヤのバーストが引き起こす事故の危険性

午後1時半頃、パトロール中の隊員が車道に散乱した黒い落下物を発見しました。

さらに100メートルほど先にも黒い塊が確認されました。

それはタイヤの破片です。

特に気温が高い日には、空気圧の低下によりタイヤが高熱を持ち、バーストにつながりやすくなります

こうしたタイヤのバーストが原因で、大事故が発生するケースが少なくありません。

ダンプカーのタイヤバースト事故とその後の対応

午後1時頃、実際にタイヤのバーストが原因でダンプカーが横転する事故が発生しました。

事故現場に到着すると、ダンプカーが車線を塞ぐように横転し、さらに2トンから3トンほどの土砂が道路に散乱していました。

幸いにもドライバーは大きな怪我を負っておらず、他の車も巻き込まれることはありませんでしたが、この事故の原因はタイヤのバーストでした。

ダンプカーの後輪を確認したところ、2本あるタイヤのうち外側のタイヤが破裂しており、ゴムは激しく破裂し、中のワイヤーも切れていました。

タイヤの一部は、丸い形のままゴムが外れていた状態でした。

高速道路の事故では、そのスピードから、他の車を巻き込む可能性も非常に高いのですが、他の車に影響が出なかったのは幸運でした。

事故後、ダンプカーはレッカー車で起こされ、次のインターチェンジまで牽引されました。

また、散乱した土砂も回収されましたが、事故発生から規制解除までにおよそ7時間を要しました。

高速道路での命がけのパトロール活動

前述の通り、このような危険な状況が常に発生する高速道路では、パトロール隊員が24時間体制で活動しています。

彼らの任務は、落下物の回収や事故対応など、多岐にわたりますが、彼ら自身も命がけの作業です。

隊員たちは、少しの油断が命に関わる状況下で、慎重かつ迅速に行動し、高速道路の安全を守っているのです。

高速道路での緊急対応!パトロール隊員の奮闘

午後2時過ぎ、NEXCOパトロール隊員は、パトロール中にある異変に気づきました。

路肩にパトロールカーを寄せ、確認してみると、高速道路のど真ん中で車が止まっているのを発見。こ

れは追突事故が発生しかねない非常に危険な状態です。

危険な状況での車両停止に迅速対応

隊員は即座に命がけでその車が停まっている車線を通行止めにし、続けて第2車線も通行止めにしました。

一方、もう1人の隊員が車に向かい、状況を確認します。

止まっていたのはハザードをつけたミニバンで、他の車両がこのミニバンを避けながら走行する非常に危険な状態でした。

エンジントラブルによる緊急停止

ミニバンのドライバーに話を聞くと、事故ではなくエンジントラブルが原因で車が停止したことが判明しました。

隊員はまず車を安全な場所へ移動させる必要があると判断し、ドライバーにブレーキを踏んだ状態でニュートラルにし、サイドブレーキを操作するよう指示しました。

手押しで1600キロのミニバンを路肩へ移動

作業は迅速に行われ、後ろの隊員が安全を確保するために三車線全てを通行止めにしている間、もう1人の隊員が1600キロのミニバンを手押しで路肩へと移動しました。

この作業はわずか30秒ほどで完了し、ミニバンは無事に路肩に移動しました。

通行止め解除までの迅速な対応

ミニバンを移動させた後、後ろで待機していた隊員からの連絡を受け、わずか3分ほどで三車線全ての通行止めが解除されました。

この迅速な対応により、大きな事故を未然に防ぐことができました。

高速道路でのトラブルの原因はエンジン故障

ミニバンを運転していたのは70代の男性で、高速道路を走行中、エンジンの警告灯が点灯していることに気づいていました。

しかし、ガソリンメーターはほぼ満タンの状態だったため、ガス欠ではありませんでした。

そして渋滞中のため車を止めていたところエンジンが突然停止し、車が動かなくなってしまったのです。

長距離走行による車両トラブル

このミニバンは、親戚から借りた中古車で、購入してから6年以上が経過しており、走行距離は11万キロを超えていました。

エンジントラブルの原因は最初は不明でしたが、後に配管の破損によるオーバーヒートが原因であることが判明しました。結果的に、この車は廃車となりました。

家族を迎えに向かう途中の悲劇

このトラブルが発生した際、ドライバーはイギリスから帰国する家族を羽田空港に迎えに行く途中でした。

妻と娘、孫4人を迎える予定でしたが、飛行機が到着するまで残り2時間半しかなく、車の故障により間に合わないという状況でした。

その後、業者を呼び、整備工場へ車を運ぶことになりました。

このように、車のメンテナンス不足や長距離走行によるトラブルは、高速道路上で重大なリスクを引き起こす可能性があります。

適切な事前点検と定期的な整備が、安全なドライブには欠かせません。

高速道路での追越し車線での重大事故が発生

午後6時頃、NEXCOパトロールに緊急の無線が入りました。

追越し車線で車が停止しているという非常に危険な状態が報告され、パトロール隊員が急行しました。

軽自動車が横転、危険な事故状況

事故現場に到着すると、パトロール隊員も驚くほどの光景が広がっていました。

軽自動車が真横に倒れており、フロントガラスは激しく砕けています。

さらに、車は進行方向とは逆向きに止まっており、後部ドアが開いた状態で、車内の荷物が道路に飛び出していました。

このような状況は、他の車両にも非常に危険です。

路肩に避難した母親と娘の事故状況

事故現場でドライバーの姿は見えませんでしたが、路肩には50代の母親と10代の娘が避難していました。

彼女たちは群馬の自宅へ帰る途中だったとのことです。

母親によると、追越し車線を約100キロで走行中に左へ車線変更をしようとしたところ、後方から接近していた車に気付き、急いで右にハンドルを切った結果、180度スピンして制御不能となり、そのまま横転してガードレールに激突しました。

横転した軽自動車の損傷と母娘の状況

軽自動車の屋根には、ガードレールにぶつかった際の衝撃でついたとみられる大きなへこみが見られました。

母親と娘は路肩に座り込んで助けを待っており、母親は足を強打していました。

さらに、娘は横転時に左腕から出血していたため、救急車が必要でした。

救急対応と車線の規制解除までの流れ

パトロール隊員が到着してからおよそ15分後、救急車が到着しました。

娘は左腕を抑えながら自ら救急車に乗り込み、母親も足を痛めているため、娘と一緒に病院へ搬送されることになりました。

事故発生からおよそ1時間半後、クレーンが到着し、横転した軽自動車を吊り上げて元に戻しました。

現場の規制が解除されたのは、事故から約2時間後のことでした。

高速道路での急ハンドル操作のリスク

今回の事故は、急なハンドル操作が原因で制御を失い、軽自動車が横転した典型的な事例です。

特に高速道路の追越し車線では、スピードが高いため、無理な車線変更や急なハンドル操作は非常に危険です。

ドライバーは常に周囲の車両に気を配り、余裕を持った運転を心がけることが求められます。

まとめ

秋の行楽シーズン、楽しいドライブの途中で発生する高速道路の車トラブルは、誰にでも起こり得るものです。

今回の「しらべてみたら」特集では、落下物やタイヤのバースト、エンジントラブル、そして横転事故が紹介されました。

これらのトラブルを未然に防ぐためには、事前の車両点検が欠かせません。

また、万が一のトラブル発生時には、冷静な対応が事故を防ぐ鍵となります。

安全運転を心がけ、楽しいドライブを楽しんでください。

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