冬の日本は、外国人にとって魅力に満ちています。
テレビ番組「イット!」の特集【しらべてみたら】では、「こたつや格安和牛に大興奮!外国人が日本の冬にしたいこと」というテーマで、多国籍の人々が日本の冬に望む体験について語っています。
本記事では、これらの体験を深掘りし、冬の日本が外国人旅行者にとってどのように特別なのかを探ります。
初めての東京でファッションと文化に触れる
原宿で出会ったのは、赤いコーディネートでバッチリ決めていたカリフォルニア、ロサンゼルス生まれ、ニューヨーク育ちの男性。
東京は初めての訪問で、すでに日本のファッションに魅了された様子。
彼は、「素晴らしい国だと思うよ。本当にみんなおしゃれだよ。」とコメントし、東京で見つけたゴジラのジャケットを購入。
さらに、文化体験として歌舞伎を観る計画もあり、「歌舞伎を見に行くんだ。5列目の席を取ったんだ。」と話していました。
日本のコンビニエンスを再発見
5年ぶりに日本を訪れたアメリカ人男性は、特にコンビニの利便性に注目。
彼は「コンビニに行きたいんだよ。ファミリーマートとかセブン-イレブン便利じゃん。Suikaでタッチして支払えるし。」と述べ、日本ならではのシンプルで快適なショッピング体験を楽しんでいるようです。
老夫婦による日本の深掘り旅行
オーストラリアから来た70代の夫婦は、2回目の日本旅行を満喫中。
彼らは富士山、名古屋、そして日光を訪れ、日本の自然と文化に深く触れました。
彼らは「ほとんどやりたいことはやったよ」と話しつつ、「また日本に戻ってきたいね。」と次の訪日を既に楽しみにしていました。
ファミリーでの初日本とその満足度
西葛西で出会ったアメリカからのモラーさん一家は、3人の子どもたちと共に初めての日本旅行を楽しんでいました。
「一番高いタワー(東京スカイツリー)に行く。寿司も大好き。」と語り、日本の食文化と現代の建築を体験。特に、
日本のトイレ設備には大きな感銘を受け、「トイレに関しても子連れの親のことを気にかけてくれているから、何の心配もなしに赤ちゃんを連れてトイレに行けるのよ。すごくいいわ。」と絶賛していました。
日本人にとって当たり前の光景ですが、外国人の声を聞いて初めてその素晴らしさに気づかされます。
イタリアからの留学生と日本の冬
イタリア人留学生アンナさんは、日本に来てから半年が経過し、「初めての冬。イタリアの冬はもっと寒いですから、日本の冬はそんなに寒くないと思います。」と説明。
日本の暖冬に少し物足りなさを感じ、より冬らしい体験を求めて岐阜県の白川郷へ。
その豪雪地帯での一面の銀世界を楽しんだとのことです。
東京の寒さから沖縄への逃避行
渋谷で出会ったアメリカ出身のシャレーさんは、「明日から沖縄に行くの。普段はビーチのあるところに行ってスキューバーダイビングをしたりするんだけど、今回は街に行きたいわ。沖縄の街に行ったことがないから。」と計画を語りました。
日本の冬、酒蔵巡りの魅力
イタリアから来たマヌさんは、日本酒の輸入業務に従事しており、その職業からも影響を受けて、秋田、岩手、福島の有名な酒蔵を巡りました。
彼は今回の旅で、多くの美味しい日本酒を堪能しました。
日本酒作りのシーズンに合わせたこの旅は、彼にとっても業務にとっても重要なものだったようです。
昭和歌謡に魅せられたイギリス人
キーランさんはイギリスからの訪日者で、特に日本の昭和時代の音楽に深い愛情を持っています。
彼のお気に入りのアーティストには西城秀樹さんや久保田利伸さん、角松敏生さん、そして彼が「日本のブルースマスター」と最大の賛辞を贈る上田正樹さんがいます。
YouTubeで昭和歌謡にハマった彼は、過去に何度もコンサートのため日本を訪れており、角松敏生さんとの会面も果たしています。
彼の訪日の目的は、タワーレコードでのCDショッピングで、今回は角松敏生さんのCDを購入しました。
インドネシアからの冬の体験旅
介護職で日本に来たインドネシア人のリスティさんは、冬という季節を初めて体験しました。
インドネシアには冬が存在しないため、暖房を使ったことがなく、日本のこたつに興味を持っていました。
群馬県高崎市の「だめになれるカフェ&バー やいさほー」でこたつを体験し、その暖かさに驚いた彼女は、「あったかー。すごいね。」と感動。
こたつでの食事も初めてで、すっかりこたつの虜になりました。
和牛すき焼きで感じる日本の魅力
ロレーナさんはアメリカから来日し、日本語学校に通っていますが、冬休みに帰国する前に和牛のすき焼きを体験したいと考えていました。
東京の大岡山駅近くにあるすき焼き専門店「和泉」で、彼女は格安で本格的な和牛すき焼きを堪能。
日本の食材のコストパフォーマンスに感動し、「アメリカだと5000円ぐらい。でも1600円だけ?素晴らしい!」と述べました。
この経験は彼女にとって、アメリカとの大きな価格差を実感する貴重なものとなりました。
冬の日本で初めての雪とスキーに挑む:ウガンダ出身スワディクさん
ウガンダから日本へ来て既に3年が経つスワディクさんは、これが2度目の日本の冬です。
冬の寒さには少しずつ慣れてきたものの、彼がまだ経験していないのは雪とスキーです。
スワディクさんの望みは、家族と共に雪の中でスキーを体験することでした。
狭山スキー場での初スキー
彼がスキーを初めて体験できたのは、西武球場駅の近くにある狭山スキー場。
この屋内スキー場は国内でも大規模な施設の一つです。
スワディクさんは初めてのスキーウェアに身を包み、慣れないスキー靴で歩くのがロボットのようだと感じましたが、そのユニークな体験に興奮を隠せませんでした。
雪との初対面
スキー場で初めて雪を目の当たりにしたスワディクさんは、その冷たさと感触に大興奮しました。
特に子どもたちが雪遊びをしているのを見て、スキーをそっちのけで雪遊びを始めたほどです。
彼は雪を堪能した後、インストラクターの指導の下で本格的なスキーに挑戦しました。
スキー挑戦とその結果
スキーの基本的な動きをインストラクターから教わったスワディクさんは、勇気を出してゲレンデの頂上へと向かいました。
初めてのゲレンデでの滑りは緊張と興奮が入り混じったものでしたが、多くの転倒を経験しながらも楽しさを感じていました。
「すごく楽しかった。上手にできなかったけど、楽しめたよ」という言葉に、彼の満足感が込められていました。
家族での再挑戦を誓う
この一連の体験からスキーに魅了されたスワディクさんは、今度は家族全員でスキーに挑戦する予定です。
彼は、「次はもっと上手に滑れることを願ってるよ」と前向きに話しており、新しい挑戦に対する意欲を新たにしていました。
スワディクさんのように、日本の冬で新しいことに挑戦することは、多くの国際的な訪問者にとって魅力的な経験となり得ます。
冬の寒さを乗り越え、雪の楽しさを初めて体験することは、忘れがたい記憶となるでしょう。
まとめ
日本の冬は、外国人にとって魅力的な文化体験の場です。
こたつでのぬくもり、格安の和牛、初めての雪体験など、多くの外国人が日本の冬に特有の経験を楽しんでいます。
これらの体験は、日本を訪れる外国人にとって忘れられない思い出となるでしょう。
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