
2025年5月5日放送の人気番組「川島・山内のマンガ沼」では、「有名書店のマンガ担当に聞いた2025年おすすめ作品」と題して、注目の最新コミックが特集されました。
今回は、三省堂書店神保町本店、ジュンク堂書店池袋本店、ブックファースト新宿店という、マンガファンからも信頼の厚い大手書店の書店員たちが、それぞれ「今読むべきおすすめ漫画」を厳選して紹介。
書店員が選ぶマンガは信頼度が高い注目テーマです。
紹介されたのは、青春と創作の情熱を描いた「RIOT」や、日常に寄り添う温かさが魅力の「煙の向こうに声が聞こえる」、癒し系日常マンガ「メゾンプアナの7人の食卓」など、多彩なジャンルの良作ばかり。
中には「シバつき物件」「ニクバミホネギシミ」といった今後話題沸騰間違いなしの新作も。
本記事では、番組内で紹介された書店員おすすめマンガを詳しく紹介します。
日常系漫画や猫のエッセイ、グルメコミックなど、「今読むべき一冊」を探している方は必見です。
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三省堂書店 神保町本店の書店員さんのおすすめマンガ
番組が最初に訪れたのは全国の本好きが集まる三省堂書店神保町本店。
おすすめマンガを聞いたのは、こちらの神保町本店で開発企画を担当している書店員さん。
ここ何年か宝島社の「このマンガがすごい!」の神保町店での選考をしているという信頼できる書店員さんです。
三省堂書店神保町本店纐纈さんが選んだ2025年のおすすめマンガとは?
「RIOT(ライオット)」──紙の雑誌に込めた、青春と情熱のZINE制作物語
本作は、田舎町に暮らす高校生のアイジとシャンハイという2人のキャラクターが、自分たちのZINE(自主制作雑誌)を作る物語。
紙媒体に対するシャンハイの強い憧れと、雑誌「ポパイ」に特集された兄の影響が重なり、彼は「紙の雑誌ってすごく魅力的だ」と熱弁。そんな熱量に触れたアイジが「君の視点で雑誌を作ってみたら?」と背中を押すことで、二人の“RIOT”がスタートします。
何も分からない状態から始まるアナログな雑誌制作の過程は、現代のデジタル世代にも強い刺激を与えるもの。ZINEの作り方に興味がある人にも共感できるプロセスが描かれており、ものづくりの原点に立ち返るような感動が味わえます。
紙の雑誌の持つ重みや手ざわり、ページをめくる感覚といった“温度”が丁寧に描かれており、読者の心にもじんわりと熱が伝わる一作です。
作品名:「RIOT」(ライオット)
作者: 塚田ゆうた
出版社: 小学館
単行本: 第2巻まで刊行中
塚田ゆうたによる、紙の雑誌愛が詰まった物語
ZINE作りに挑戦するリアルで熱い青春ストーリー
紙の雑誌の魅力が丁寧に描かれた希少な作品
シャンハイとアイジ、2人のキャラクターの成長に注目!
「煙の向こうに声が聞こえる」─心に寄り添う静かな優しさが沁みる日常譚
温泉街を舞台に展開される「煙の向こうに声が聞こえる」は、「人の本音」と向き合う力をそっと描き出した、心に残るヒューマンドラマです。
主人公の門野充(かどのみつる)は、湯河原で便利屋を営む青年。彼にはひとつだけ特別な能力があります。それは、タバコを吸っている時だけ、他人の“心の声”が聞こえるというもの。
一見不思議な設定ですが、その能力を通じて描かれる人間模様はとてもリアル。
たとえば、東京から訪れた元モデルの女性が、自分の弱さを隠して平静を装おうとする場面。
彼女の心の中の声─「泣くな、我慢しよう」─が門野には届きます。
そして彼は、「他人のために無理する必要はない。泣いてもいい」と静かに寄り添うのです。
この物語は、誰にも言えない想いを抱えた登場人物たちと、それに気づいてそっと手を差し伸べる主人公との日々を、丁寧に綴っていきます。
派手さはないけれど、確かな優しさがじんわりと心を包み込むような作品です。
作品名:「煙の向こうに声が聞こえる」
作者: 岸本七子
出版社: KADOKAWA
単行本: 第1巻 発売中
タバコを吸うと“心の声”が聞こえるユニークな設定
湯河原を舞台にした静かな日常ドラマ
「便利屋 漫画」としても人とのつながりを描く好作
温かな作風と丁寧な人間描写
現代的な孤独や葛藤にそっと寄り添う描写が秀逸!
「いやはや熱海くん」─”好き”をうまく受け取れない悩める男子のやさしい日常
川島さんへのおすすめ作品
神保町本店で開発企画を担当している書店員さんが川島さんにお勧めしたKADOKAWA出版の「いやはや熱海くん」は、今注目の一冊。
タイトルの通り、主人公は“熱海くん”という一見爽やかなモテ男子。
彼は女の子たちから大人気なのですが、実は男の子が好きという秘密を抱えています。本作はそんな彼の、淡くて、もどかしくて、それでもどこか心地よい日常を描いた作品です。
過去に好きになった男の子に想いを打ち明けたものの、否定も肯定もされず「君のその感情は違うと思う」と返された経験から、彼は他人から向けられる好意をうまく受け取れなくなってしまいます。
そのトラウマを抱えながらも、静かに日常を送る彼の姿には、共感と癒しが同居しており、読者の心にもやさしく沁み込んでくるのです。
BLというジャンルに分類されるものの、刺激的で明確な恋愛描写よりも、人の心の機微を丁寧にすくい取ったような、静かな空気感が印象的。
恋愛を描きつつも、誰かと“つながる”という感覚にフォーカスした構成は、性別問わず多くの読者の心に響くはずです。
作品名:「いやはや熱海くん」
作者: 田沼 朝
出版社: KADOKAWA
単行本: 第3巻 発売中
好意を受け取れない主人公の繊細な心情を丁寧に描写
LGBTQ+をテーマにしながら、読者を選ばない構成
無理なく読み進められる柔らかな作風が魅力
男性読者でも抵抗なく読めるやさしい日常系BL作品です!
「シバつき物件」──柴犬の地縛霊と暮らす、奇妙で優しいシェア生活
山内さんへのおすすめ作品
一人暮らしを始めたい女子高生・百瀬氷が見つけたのは、家賃4800円の激安1LDK物件。
ただしその破格の理由は、なんと“地縛霊付き”だから。しかもその地縛霊の正体が柴犬だったという、ちょっぴり不思議で心温まる物語が「シバつき物件」です。
この柴犬の霊“むうちゃん”は、最初とても愛想が悪い。噛んだりとびかかったり。でもそれにはある理由が…。そして、その背後には、悪徳ブリーダーによる虐待という重たい過去も。だからこそ、優しくしすぎると成仏してしまうという設定が切なくてユニークです。
この作品は、ジャンプ+で連載中のハートフルコメディ。ホラーかと思いきや、柴犬と女子高生の同居生活はコメディとヒューマンドラマが絶妙にブレンドされていて、じんわりと心に残る一冊です。
アニメ化を期待する声も高まりつつあり、今後ますます注目を集めそうな作品です。
動物×霊というテーマながら、グロさや重さはなく、誰でも気軽に読めるのも魅力のひとつ。気になる方はまずは試し読み、もしくは購入を検討してみては。
作品名:「シバつき物件」
作者: 大森えす
出版社: 集英社
掲載誌: 少年ジャンプ+
単行本: 第3巻 発売中
異彩を放つ、柴犬地縛霊の設定が斬新
コメディ+社会派で読後感◎
“むうちゃん”の癒し力がすごい
アニメ化待望の声も増加中、今後の動向に注目!
がっつり見えて堂々とした地縛霊たちの姿についつい笑う!
ジュンク堂書店 池袋本店の書店員さんのおすすめマンガ
続いて番組が訪れた有名書店は、ジャンル問わず豊富な品揃えの、全国におよそ100店舗を構えるジュンク堂書店さん。
中でも池袋本店は、売り場面積がおよそ2000坪もある超高型店です。
今回おすすめを聞いたのは、こちらのジュンク堂書店池袋本店コミックフロア責任者の書店員さん。
「メゾンプアナの7人の食卓」──多世代女性たちのあたたかな共同生活
「メゾンプアナの7人の食卓」は、年齢も職業も異なる7人の女性たちが同じシェアハウスで暮らす日常を描いた物語。
20代から60代までの女性たちが、それぞれの悩みや孤独を抱えながらも、毎週金曜の夜には必ず食卓を囲み、会話を重ねるというルールのもとで生活しています。
メゾンプアナの7人の食卓のあらすじの中で書店員さんが印象的と話すのが、漫画家の卯月雪(29歳)のエピソード。
連載中のウェブ漫画に寄せられた一言の否定的コメントに心が折れそうになった彼女を、シェアハウスの仲間たちが温かく支える場面は、誰しもが経験する「言葉の重み」と「つながりの力」に深く共感させられます。
登場キャラクターは、漫画家・大学職員・パートタイム勤務・経理担当・インストラクターなど多彩で、それぞれの立場から交わされる会話や行動がリアルに心を打ちます。
どこか自分のような人がきっといる──そんな感覚で読み進められるのも、本作の魅力です。
作品名:「メゾンプアナの7人の食卓」
作者: オトクニ
出版社: 秋田書店
単行本: 第2巻 発売中
多世代女性が共に暮らすリアルな群像劇
食卓を囲むことで生まれる絆と回復の物語
漫画家・卯月雪のエピソードは特に共感度高め
購入後すぐに癒されたい人におすすめの一冊です。
「大なり小なり」──ふたりで生きる、ほどよく雑な東京同居ライフ
たなかみさきが描く「大なり小なり」は、大学時代の同級生だった女性ふたりが、30歳になった現在、東京で同居する日々を綴った、じんわり心に沁みる日常マンガです。
登場人物は、大学職員として働く大原さんと、イラストレーターの小田さん。作中では彼女たちのシェアハウス的な暮らしの中で交わされる、さりげないやりとりが丁寧に描かれていきます。
本作のあらすじに大きな事件はありません。けれども、例えば夜遅く帰宅した大原さんが、暗く沈んだ空気をまといながら戻ってきて、あたたかい飲み物とたわいない会話で少しずつ気持ちが戻っていく──そんなシーンがリアルで、愛おしくて、読者の胸を打ちます。
こちらの作品も女性同士が同居する漫画としての空気感が秀逸で、どちらかがどちらかを“支える”のではなく、“ともに生きている”感覚がそこにあります。
気を張らず、けれど温かい、そんな日常が好きな人にはぴったりの一冊です。
作品名:「大なり小なり」
作者: たなかみさき
出版社: 文藝春秋
単行本: 第1巻 発売中
“何も起こらない”けど“すべてがある”日常描写
女同士の同居生活をリアルに描いたシェアハウス漫画
静かな余白に癒される、感情の機微が心地よい
人気イラストレータが描く女性同士の日常!
「しょうゆさしの食いしん本 おかわり」-スケラッコ流・日常ごはんの描き方
川島さんへのおすすめ作品
「しょうゆさしの食いしん本 おかわり」は、京都在住の漫画家スケラッコによるエッセイコミックで、前作「しょうゆさしの食いしん本」の続編として、2025年3月に竹書房から刊行されました。
本作では、日常の食卓に登場する料理や食材について、作者の視点でユーモラスかつ温かみのあるイラストとエッセイで綴られています。
例えば、タルタルソースたっぷりのアジフライや、スパイス香るビリヤニ、丁寧に下処理された鯖寿司など、身近な料理が取り上げられています。
また、初公開となるキッチンや愛用の食器のイラストも収録されており、食に対する愛情が感じられる内容となっています。
作品名:「しょうゆさしの食いしん本 おかわり」
作者:スケラッコ
出版社:竹書房
単行本:全1巻
日常の食事や料理にまつわるエピソードを描いたエッセイコミック
作者のキッチンや愛用の食器もイラストで公開
電子版には連載時のカラーや描き下ろし特典ペーパーも収録
多彩な料理やレシピが紹介され、料理好きにはたまらない内容です。
「ターとアグのしあわせ日和」──猫と犬、仲良しコンビの癒しの日常
山内さんへのおすすめ作品
「ターとアグのしあわせ日和」は、実在する猫のターちゃんと犬のアグちゃんをモデルにしたエッセイコミック。
「もしこの2匹が二本足で歩いたら?」という擬人化のアイデアをもとに、かわいらしく温かいエピソードが描かれます。
本作のあらすじは、ターとアグという性格も種族も違うふたりが、遠足に行ったりお使いに出かけたりするという、ごくささやかな日常が中心。
だけど、その一つひとつの行動がとにかく愛らしく、見ているだけで心がほぐれていくような優しさに満ちています。ページをめくるたびに笑顔がこぼれ、時にはちょっとウルっとするような場面も。
イラストはほんわかとした柔らかいタッチで描かれており、ペット好きにはたまらない魅力が詰まっています。特に辛い時や、ちょっと元気が出ない時に読むと、不思議なほど癒しの効果がある作品です。
作品名:「ターとアグのしあわせ日和」
作者: 村上 直美
出版社: KADOKAWA
単行本: 1巻 発売中
ターとアグ、異種同士の仲良しキャラクターが主役
やさしいイラストとほんわかエピソードに癒される
SNSで大人気の「ターとアグ」の世界がコミック化!
ブックファースト新宿店の書店員さんのおすすめマンガ
番組が最後に訪れた有名書店は、関東や関西に33店舗展開しているブックファーストの新宿店。広大な売り場におよそ90万冊の書籍を取り揃え、新宿駅から徒歩3分圏内の立地でアクセスも便利。
仕事帰りのサラリーマンも御用達の有名書店です。
「夫の遺言が「同人誌描け」だったもので」─人生の後半に訪れた“創作の再出発”
「夫の遺言が「同人誌描け」だったもので」は、むんこによるワイド4コマ形式の作品。
夫の介護を終えた妻・弥子(やこ)が、かつて夢中になっていた創作活動を、夫の遺言をきっかけに再び始めるというストーリーです。
この物語の魅力は、ワイド4コマという横長のコマ形式を活かした情報量の多さと、そこに詰まった温かくもリアルな日常の空気感。
弥子はかつて同人誌を描いていましたが、子育てや家庭の事情で創作から離れていました。しかし、亡き夫から「同人誌描け」と背中を押されるような言葉を受け取り、再び自分のやりたいことに向き合う決意をします。
そんな弥子を支える子どもたちや、かつての情熱を取り戻していく姿には、読む側も自然と胸が熱くなることでしょう。「同人誌を描く始め方」といったテーマにも通じるこの作品は、創作への憧れを抱く読者にも強く響く内容です。
作品名: 「夫の遺言が「同人誌描け」だったもので」
作者: むんこ
出版社: 講談社
単行本: 第1巻 発売中
創作を再開するきっかけが「夫の遺言」という感動的な設定
同人誌を描く楽しさと大変さを描いた創作エッセイ的要素
家族愛や自己実現のテーマが心に響く
人生の“第二章”を歩む人にも刺さる共感型ストーリー
日々に追われて夢を後回しにしていた人にこそ読んでほしい一冊です。
「#神奈川に住んでるエルフ」- 「地元あるある」ギャグが話題に!
「#神奈川に住んでるエルフ」は、現代日本の神奈川県にエルフたちが普通に暮らしている―という大胆かつシュールな設定のギャグマンガです。
タイトル通り、舞台は神奈川。長寿種であるエルフたちの目線で描かれる“神奈川あるある”は、地元民なら思わずうなずき、そうでなくてもクスッと笑ってしまうネタが満載です。
たとえば、「横浜駅はいつまでたっても完成しない」問題。これに対してエルフが「我らの寿命をもってしても完成しない…」と語るセリフが印象的です。
現代の風景や日常にファンタジー要素を絶妙に混ぜることで、地元ネタが新たな角度から楽しめるようになっています。
物語には人間のキャラクターも登場し、川崎に住む“川崎くん”という人間のキャラとエルフたちのやりとりも見どころ。
日常系ギャグとしてのテンポの良さと、非日常的な設定とのギャップがクセになる作品です。
作品名: 「#神奈川に住んでるエルフ」
作者: 調査時点で未確認
出版社: マイクロマガジン社
単行本: 第5巻 発売中
神奈川県のご当地あるあるをエルフ視点でユニークに描写
川崎くんなど人間キャラクターとのやりとりも見どころ
横浜駅や川崎など、リアルな土地ネタに共感必至
シュールかつテンポの良い日常系ギャグ
地元愛とファンタジーを一度に楽しみたい方におすすめです。
「猫が4匹いる暮らし」──癒しと現実のリアルな猫エッセイ漫画
川島さんへのおすすめ作品
「猫が4匹いる暮らし」は、イラストレーター・カワサキカオリによる実体験をベースに描かれた猫エッセイ漫画です。
タイトルの通り、4匹の猫とともに暮らす日常を描いており、猫好きな人にはたまらない“あるある”がたっぷり詰まった内容となっています。
この作品の魅力は、猫を飼うことの大変さや現実もしっかりと描かれている点です。
たとえば、病気になったときの通院費用が思いのほかかかることや、猫たちの性格によって生活リズムが乱されるエピソードなど、多頭飼いならではの苦労がリアルに伝わってきます。
猫との暮らしの楽しさも苦労も、等身大の視点で描かれているからこそ、共感度が高いのです。
ときに大騒ぎし、ときに静かに寄り添う4匹の猫たち。それぞれの個性や関係性も読みどころで、まるで家族のようなあたたかさに満ちた一冊です。
作品名: 「猫が4匹いる暮らし」
作者: カワサキカオリ
出版社: 竹書房
単行本: 第2巻 発売中
ワサキカオリによる実体験ベースの猫エッセイ漫画
多頭飼いならではの騒がしくも愛おしい日常を描写
猫の病気や介護の現実的な側面にも踏み込んだ内容
癒しだけでなくリアルな“猫暮らし”の温度が伝わる
猫好きだけでなく、これから多頭飼いを検討している人にも参考になる内容です。
「ニクバミホネギシミ」-異色のホラー×都市伝説ミステリー
山内さんへのおすすめ作品
「ニクバミホネギシミ」は、ホラー好きな読者やミステリー作品を求める人に刺さる1冊です。舞台となるのは、過去にある出来事が起こった町。現代を生きる登場人物たちがその出来事の痕跡を調べていくというストーリー構成が特徴です。
この作品の魅力は、じわじわと恐怖がにじみ出てくる“静かなホラー”である点です。
グロテスクな表現も織り交ぜながら、なぜその出来事が起きたのか、何が真実だったのかを追いかけていく過程に読者は引き込まれていきます。
作者のパレゴリックの独特の間と構成力が光ります。
掲載は「くらげバンチ」。ホラー作品の中でもおすすめ度が高い作品です。
作品名: 「ニクバミホネギシミ」
作者: パレゴリック
出版社: 新潮社
掲載: くらげバンチ
単行本: 第3巻 発売中
ホラーと都市伝説を融合させた独自の物語構成
事件の真相を追う“調査型”のあらすじが斬新
パレゴリックによる独特な描写と間が恐怖を増幅
夜に一人で読むときは、心の準備を。ページをめくるたびにゾクッとする感覚が、クセになります。
まとめ
今回ご紹介した「川島・山内のマンガ沼」第219巻では、書店員が選ぶ2025年おすすめマンガが多数登場し、まさに“今読むべき作品”が勢ぞろいしました。
信頼性の高い書店員による選書は、多くの読者にとって参考になる情報源といえるでしょう。
特に注目したいのは、紙の雑誌作りに挑む青春ストーリー「RIOT」や、タバコを吸う時だけ心の声が聞こえるというユニークな設定の「煙の向こうに声が聞こえる」といった、日常系のマンガやグルメ、エッセイマンガを探している読者の心にも刺さるラインナップです。
さらに、「シバつき物件」「メゾンプアナの7人の食卓」「ニクバミホネギシミ」など、今後注目が予想されるタイトルにも要注目です。
新たなお気に入り作品と出会いたい方は、番組内で紹介されたマンガをぜひチェックしてみてください。
あなたの心をとらえる作品がきっと見つかるはずです。


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