「鹿児島」と「そば」…あまりイメージが沸かないのではないでしょうか。
今回ご紹介するお店も、グルメサイトには載っているものの特別高評価でもなく、YouTubeなどで紹介する方もあまりいません。
確かに味覚は人それぞれなので仕方ないことです。あまりハードルを上げすぎるのも逆効果なのかもしれません。
全国にそばの名店はたくさんありますが、私はこれから紹介するお店以外は正直知りません。私が他のお店を知らないのも、幼い頃にそのお店の味を知ってしまったからなのです。そばなら、このお店で食べるのが一番だとつい思ってしまい、ついつい他店へは足が遠のいてしまうのです。
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さて、前置きが長くなりましたが私が紹介したいのはこちら。「あずまの」です。
お店はごく普通の蕎麦屋さんですが、有名人も訪れる名店です。
お店は現在、伊集院本店と梅ヶ渕店の2店舗あり、写真は梅ヶ渕店です。
私が上京する前に行っていたのは伊集院本店。30年以上前に父に連れて行ってもらったのが最初でした。お店は国道沿いの普通のたたずまいの立ち食いそば屋さん。その時からファンになりました。
おそばが目の前に届いたら、まずそのいい香りに自然と笑顔がこぼれます。
麺は短くてふぞろいで、きれいにそろった一般的な麺とは全然違います。そんな麺がおいしいの？と疑問に思われるかもしれません。ですがこのそばは自然薯を練り込んだこの麺でなければだめなのです。以前こちらのお店でスープだけ買って市販の麺を入れて食べてみたのですが、全く合いませんでした。やはりお店がこだわった麺とスープの調和があの味わいを出すのです。
そしてスープ。たまにラーメンスープの缶ジュース？を街の自販機で見かけますが、このスープもお茶代わりに常時持ち歩いて、いつでも好きなだけ飲めればなぁと思うほどです。
小さいころに食べたものを大人になって食べるとイメージが違ってがっかりすることも多いのですが、このお店の思い出の味は色あせることなく、ずっとおいしいのです。食べるたびに幸せになります。
伊集院の本店は鹿児島市内からかなり遠いため、なかなか行くことは難しいのですが、梅ヶ渕店はバスと徒歩で鹿児島中央駅から行くことが可能ですので、帰省の際には時間を作って必ず行っています。
前回帰省した際は２泊中２回も食べに行きました。(^^ゞ
鹿児島の料理は全体的に甘いし、関東の人には会わないんでしょ？と思われるかもしれません。が、そこは心配いりません。なぜなら神奈川出身の妻と妻の家族全員がこのそばの虜なのですから。
また、こちらのそばはお持ち帰り用、お取り寄せもあります。
私は取り寄せ可能なことを知ってからずっと、年越しそばを現在の自宅と鹿児島の実家に毎年送ってもらっています。
鹿児島に行く機会がない方はぜひぜひお取り寄せしてみてください。
依頼はFAXのみとなっています。
前述の通り、そばは自然薯が練り込んでありますので、ゆでるのは短時間でないとでろでろになってしまいますのでご注意ください。
また、スープはパックごと湯煎して温めておいて、食べる直前に開けましょう。鍋に開封して温めたらせっかくの風味が飛んでしまいます。
鹿児島と言えば、さつまあげ、黒豚、芋焼酎、鶏料理、ラーメン、うなぎ、などなどおいしいお店がたくさんあって、旅行に来ても行く機会がないかもしれませんが、私が心からお勧めしたいお店です。
＜店舗情報＞
・伊集院本店（国道3号線沿）
鹿児島県日置市伊集院町麦生田2664
電話：099-273-5000
営業時間 8：00～20:00
★年中無休
・梅ヶ渕店（梅ヶ渕観音入口）
鹿児島市伊敷町７丁目2-1
電話：099-228-8887
営業時間 9：30～16：00
★年中無休
運営：有限会社あずまの
（問合専用）099-228-8887
＜地方発送＞
FAXでの受付のみ 099-273-5001 （お取り寄せはこちらまで）
毎年、年内の受付は12月20日まで
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