猛暑とスズメバチの脅威: 住宅街での巨大巣と駆除対策　【しらべてみたら】　20230831

2024年もすでに危険な猛暑が続いていますが、熱中症以外でも、夏、猛暑がもたらす意外な副作用があります。

テレビ番組「イット！」の特集【しらべてみたら】では、”猛暑で異変!? 住宅街に潜むスズメバチ“と題して、急激な気温の上昇がスズメバチの行動にどのような影響を与えているのかを探りました。

この記事では、その特集をもとに、スズメバチの巣の異常な増加と、それに対する住民と専門家の戦いを紹介します。

猛暑で異変!?　住宅街に潜むスズメバチ【しらべてみたら】

猛暑によるスズメバチ巣の異変: 茨城県守谷市での緊急駆除

背景: 猛暑がスズメバチに与える影響

2023年8月5日、茨城県守谷市の閑静な住宅街が、ある危険な問題に直面しました。

この地域で、異常な大きさのスズメバチの巣が発見され、専門の駆除業者が急行する事態となったのです。

異常な猛暑が、スズメバチの行動パターンに大きな変化をもたらしているのです。

現場調査: 駆除業者の対応

この駆除作業を担当したのは、「みどり産業」の松原さんです。

彼は依頼主と共に現場を訪れ、1階の屋根の下に巨大なスズメバチの巣を発見しました。

これは、キイロスズメバチの巣であり、通常よりもずっと大きなサイズでした。

キイロスズメバチは非常に攻撃的で、刺されると激しい痛みと腫れが発生し、最悪の場合は命に関わる事態にもなり得ます。

駆除作業: 危険との戦い

駆除作業は、改良された掃除機のような特製の吸引機を使用して行われました。

この機械を用いて、スズメバチを一気に吸い取る戦略が取られましたが、スズメバチは警戒心が強く、巣穴から一斉に飛び出し、ハンターたちを囲み攻撃しました。

さらに、カメラに向かって体当たりをするハチも現れるなど、緊迫した状況が続きました。

成果と駆除後の感想

約15分の格闘の末、ハチの数は大幅に減少し、最終的に直径30センチの巣と約500匹のスズメバチが駆除されました。

作業を見守った依頼主は、駆除の成功に安堵し、「すごいね」と感嘆の声を漏らしながら、「1番心配だったのは刺されることだった」と安堵の表情を見せました。

茨城県坂東市でのスズメバチ駆除：屋根裏に潜む危険

きっかけ: 家庭内へのスズメバチ侵入

茨城県坂東市の閑静な一軒家で、家の中に突然スズメバチが侵入する事態が発生しました。

これが、プロの駆除チームが呼ばれるきっかけとなりました。

危険な巣の発見

家主の案内により、玄関の直上、屋根の隙間にスズメバチの巣が潜んでいることが判明しました。

調査により、この不気味で大きな巣を作ったのはモンスズメバチであり、巣はすでに4段の構造に成長していました。

モンスズメバチは、人目に付きにくい場所で巣を作ることで知られており、そのために知らず知らずのうちに刺される危険があるといいます。

駆除作業の緊張と危険

駆除はスズメバチ吸引機を用いて行われましたが、作業開始直後にスズメバチが一斉に飛び出し、ハンターを激しく威嚇しました。

さらに、スズメバチはハンターの手に向けて毒液を噴射するなど、攻撃的な行動を見せました。

この毒液は、敵を警戒し攻撃態勢を整えるサインとして機能するそうです。

駆除成功とその後の安堵

約15分間の激しい駆除作業の後、ハチの数が減り、最終的には大きな袋を使って巣を屋根から安全に切り離し、撤去に成功しました。

巣は最終的に5段まで成長しており、約500匹のスズメバチが駆除されました。

依頼主は、誰もが刺される前に駆除が完了し、大きな安堵の声を上げました。

埼玉県春日部市での緊急スズメバチ駆除：世界最強オオスズメバチに挑む

緊急駆除の依頼

2023年8月11日、スズメバチ駆除の専門家であるハンターに、特に厄介な依頼が舞い込みました。

その任務は、埼玉県春日部市にある住宅街の一軒家で、世界最大かつ最強とされるオオスズメバチの駆除です。

巣の発見場所とオオスズメバチの特徴

家の主はハンターを案内し、家の換気扇の排気口からスズメバチが出入りする様子を指摘しました。

依頼されたのは、その高い攻撃性と毒性で知られるオオスズメバチで、刺された場合のリスクが極めて高いことが問題です。

通常は自然の中で巣を作るオオスズメバチですが、天候不順により、家の中に巣を作ることがあるとのこと。

緊急性の背景

依頼主の家の近くに子供が住んでいることから、駆除作業は緊急性があります。

安全な環境を保つため、迅速な行動が求められました。

駆除作戦とその挑戦

駆除作戦では、鉄製の網を使用してスズメバチを閉じ込めようと試みましたが、網からスズメバチが逃げ出し、一時は制御不能な状況に陥りました。

蜂は激しくハンターを攻撃し、撮影スタッフも危険にさらされました。

駆除の成果

最終的には、バスルームの点検口から巣を発見し、200匹のオオスズメバチと3段に及ぶ巣を安全に駆除することができました。

これにより、依頼主を含む近隣住民は、再び安心して日常生活を送れるようになりました。

まとめ

近年の猛暑は、生態系に与える影響も大きいと言えます。

特にスズメバチのような危険生物は、気温の上昇により活動期間が長くなるために巣が早期に巨大化し、その行動もより攻撃的になる傾向があります。

そして、上記の事例から、スズメバチが家の中に巣を作るケースが増えていることがわかります。

スズメバチの巣を発見したら、その成長を待たずに速やかに役所や駆除業者に連絡することが極めて重要です。

併せて、駆除されるまでは常に警戒を怠らず、安全対策を十分に講じることが求められます。

この特集を通じて、スズメバチのリスクに対する意識が高まることを願っています。