横手市の雪まつり「かまくら」の見どころと楽しみ方ガイド

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横手市の雪まつり「かまくら」の見どころと楽しみ方ガイド

冬の秋田横手市といえば、真っ白な雪の中にぽっかりと灯る「かまくら」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

夜の冷たい空気のなかで、雪でできた小さな部屋の中からもれる橙色の光と、人の声や笑い声が聞こえてくる光景は、写真や映像で見るよりずっと温かさを感じます。

一方で、いつ頃どこで行われているのか、どの会場に行けば雰囲気を味わえるのか、真冬の雪国を歩く服装はどのくらいの防寒が必要なのか、具体的なイメージがわかない人も多いはずです。ここでは、横手市の雪まつり「かまくら」の基本情報から、主な見どころ、当日の回り方や服装・持ち物のポイントまでをまとめて紹介していきます。

目次

横手市の雪まつり「かまくら」とはどんな行事か

横手のかまくらは、観光イベントであると同時に、もともとは地域に根づいた小正月行事です。この背景を軽く押さえておくと、雪の祭りがより身近に感じられます。

水神様をまつる小正月行事としての歴史

横手市の公式情報によると、「かまくら」は水神様をまつる行事として約450年の歴史があるとされています。

雪で作ったかまくらの中には水神様の祠が祀られ、子どもたちが「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様を拝んでください)」と声をかけながら、甘酒やお餅を振る舞うのが特徴です。

家内安全や商売繁盛、五穀豊穣を祈る場として続いてきた行事が、時代とともに観光客も楽しめる祭りへと広がってきました。

今でも、かまくらの中に入れば、地元の人たちとの会話や方言に触れることができ、ただの「雪のオブジェ」を眺めるイベントとは違う温度感があります。この「人と人の距離の近さ」も、横手のかまくらならではの魅力といえます。

開催日程と会場の基本情報

横手の雪まつりは例年2月中旬に開催され、かまくらは夜の時間帯に灯りがともります。2026年からは開催日程が見直され、第2金曜日・土曜日(2026年は2月13日・14日)に行われる方針が公表されています。

主な会場としては、横手市役所本庁舎前、横手公園周辺、二葉町などがあり、それぞれ雰囲気が少しずつ異なります。

市役所前はアクセスしやすく屋台も多いにぎやかな会場、横手公園はライトアップされた横手城とかまくらのコラボレーションが楽しめる会場、蛇の崎周辺では橋の下に並ぶミニかまくらの灯りが印象的です。

会場ごとに空気感が違うので、時間に余裕があればいくつか回ってみると、横手の雪まつりの奥行きを感じられます。横手の雪まつり

初めてでも楽しめる横手のかまくらの主な見どころ

横手のかまくらは、どこを切り取っても絵になる風景が続くお祭りですが、限られた時間のなかで押さえておきたい代表的な見どころがあります。

横手城とかまくらがつくる幻想的な夜景

観光パンフレットやポスターでよく見かけるのが、ライトアップされた横手城を背景に、雪の斜面にかまくらの灯りが点々と続く夜景です。横手公園周辺の会場では、雪の階段を上った先に横手城が浮かび上がり、その手前にかまくらが並ぶ構図が広がります。

雪の白さに城のライトアップが映え、かまくらの内部からこぼれる橙色の光が足元を照らす光景は、まさに「雪国のメルヘン」という言葉がぴったりです。カメラを構える人も多いスポットなので、写真を撮りたい場合は少し時間に余裕を持って訪れると安心です。足元は滑りやすくなることもあるため、景色に見とれながら歩くときは一歩ずつ慎重に進みたいところです。

蛇の崎のミニかまくらと灯りの並ぶ風景

蛇の崎橋周辺では、川沿いに並ぶミニかまくらの灯りが見どころのひとつです。地元の中高生が一つ一つ作り、夕方には灯りがともされるため、橋の上から見下ろすと、川原一帯に小さな灯りが無数に連なっているように見えます。

雪の状態や天候によって雰囲気は変わりますが、晴れた日の夜はとくに幻想的で、遠くの灯りまでくっきりと見えることもあります。時間帯によっては混み合うこともあるので、写真を撮るだけでなく、少し立ち止まって静かに眺める時間を取ると、祭りの空気をじっくり味わえるでしょう。

かまくらの中で味わう甘酒と地元のもてなし

横手のかまくらは、外から眺めるだけでなく、中に入ってこそ本番です。かまくらの中には小さな祭壇があり、水神様が祀られています。地元の子どもたちや大人たちが、訪れた人に甘酒やお餅をふるまい、温かい言葉をかけてくれるのも伝統の一部です。

かまくらの中は、外気よりも風が遮られるぶん、思っているより暖かく感じられることもありますが、それでも座っていると足元から冷えやすいので、短時間での利用が基本になります。甘酒を飲みながら、地元の人の話に耳を傾けると、観光ガイドには載っていない地域の表情が見えてきます。混雑時は長居しすぎず、次の人へ席を譲る気持ちで楽しむと、お互い気持ちよく過ごせます。

会場をどう回る?横手のかまくらのおすすめ回り方

横手の雪まつりは、市内各所で同時に行われるため、「どこから見て回るか」を決めておくと動きやすくなります。

夕方から夜にかけてのモデルスケジュール

横手駅周辺から動く場合の、半日〜夜にかけてのイメージを一例として挙げると、次のような流れが考えられます。

  • 夕方:明るいうちに市役所前会場へ移動し、会場の位置関係を把握
  • 日没〜早い時間帯:屋台や物産コーナーで軽く腹ごしらえをしながら、最初のかまくらを体験
  • 夜の前半:シャトルバスや徒歩で横手公園方面へ移動し、横手城とかまくらの夜景を鑑賞
  • 夜の後半:蛇の崎のミニかまくらを見に行き、橋の上から灯りの並ぶ風景を眺める

天候や雪の状態、年ごとの会場構成によって最適な回り方は変わりますが、「明るい時間に足元の状況を確認しておく→暗くなってから夜景を楽しむ」という流れにしておくと安心です。公式サイトが公開している会場マップや、シャトルバスの運行情報も事前に目を通しておくと、現地で迷いにくくなります。
(2024年の情報)
(2025年の情報)

シャトルバス・徒歩での移動のイメージ

かまくら会場周辺には駐車場が限られているため、例年、会場近くの駐車場と会場を結ぶシャトルバスや、市内を巡回するバスが運行されます。自家用車で訪れる場合は、指定の駐車場に車を置き、バスを利用する前提で計画を立てるとスムーズです。

雪道の歩行に慣れていない場合は、会場間の徒歩移動は距離と時間を余裕を持って見積もることをおすすめします。路面は圧雪や凍結で滑りやすいことが多いため、靴は防水性と滑りにくさを重視し、両手を空けて歩けるよう、リュックなどの両手が自由になるバッグを選ぶと安全です

真冬の横手を歩く服装と持ち物のポイント

2月の横手は、日中でも気温が0度前後、夜は氷点下になることも珍しくありません。服装と持ち物を整えておくと、景色を楽しむ余裕が生まれます。

大人の防寒対策で押さえておきたい基本

基本的には、「重ね着+防風・防水」を意識した服装がおすすめです。

  • 上半身:発熱インナー+フリースやニット+防風性のある厚手のコートやダウンジャケット
  • 下半身:タイツやレギンス+厚手のパンツ
  • 足元:防水性のあるブーツや長靴に厚手の靴下を重ね履き
  • 小物:耳まで覆える帽子、マフラーやネックウォーマー、スキー用に近い防寒手袋

長時間外にいると、立ち止まっている時間に一気に冷えてきます。貼るカイロやポケット用カイロを腰やおなか、ポケットなどに分散して使うと、体の中心が温まりやすくなります。体感温度は風の強さや湿度でも変わるので、「少し厚着かな」と思うくらいの準備をしておいて、現地で調整するほうが安心です。

子連れで行くときの注意点とあると安心なもの

小さな子どもを連れて行く場合は、大人以上に防寒を徹底したいところです。子どもは雪遊びを始めると夢中になり、手袋やズボンが濡れてしまうこともあるため、替えの靴下や手袋、インナーなどを少し多めに用意すると安心です。

  • 全身を覆えるスキーウェアやつなぎタイプの防寒着
  • 暖かい帽子と、首元をしっかり覆えるネックウォーマー
  • すべりにくい長靴やスノーブーツ
  • カイロ、暖かい飲み物、軽いおやつ

かまくらの中はスペースが限られているため、大きな荷物を持ち込むのは難しいこともあります。大きめの荷物はコインロッカーや車に置き、必要なものだけを小さなリュックや斜めがけバッグに入れると動きやすくなります。

横手のかまくらと一緒に楽しみたいグルメと温泉

雪まつりをただ「見て帰る」だけではもったいないので、横手ならではの味と、冷えた体を温める時間もセットで考えたいところです。

横手やきそばなど会場周辺で味わえる名物

横手市のご当地グルメといえば、半熟の目玉焼きがのった「横手やきそば」が有名です。雪まつりの時期には、会場周辺の屋台や飲食店でも提供されていることが多く、冷えた体を温めつつ、地元の味を気軽に楽しめます。そのほか、燻製したたくあん「いぶりがっこ」や、地元の日本酒、温かい汁物なども人気です。

時間に余裕があれば、日中のうちに横手駅周辺や市内の飲食店でゆっくり食事をし、夜は軽く屋台でつまむ程度にするのも一つの方法です。旅のプランを組むときには、事前にグルメ情報を調べて、気になるお店をいくつか候補にしておくと安心です。気になる人は、旅行ガイドブックやグルメ情報サイト、通販サイトのレビューなどもチェックして、横手やきそばの人気店情報を事前に押さえておくと、現地で迷いにくくなります。

冷えた体を温める日帰り温泉という選択肢

横手市や周辺地域には、日帰り利用ができる温泉施設も点在しています。雪まつりの前後に立ち寄り湯を組み合わせれば、冷えた体をほぐしながら旅の疲れをリセットできます。

交通手段や時間の余裕にもよりますが、「昼間に温泉→夕方からかまくら会場へ」「かまくら鑑賞の翌日に周辺の温泉地を回る」といった形でスケジュールを組むと、旅全体の満足度が高くなるでしょう。

温泉の情報は、旅行サイトや自治体の観光ページ、宿泊予約サイトなどで比較しやすいので、「雪見露天」「日帰り入浴」「送迎の有無」といった条件を絞って探してみるのもおすすめです。

横手のかまくらに関するよくある質問

かまくらを見るのに、どれくらいの時間を見ておけばよいですか?

主要な会場をいくつか回る場合、少なくとも2〜3時間はほしいところです。市役所前会場だけであれば1〜2時間でも雰囲気を味わえますが、横手城周辺や蛇の崎のミニかまくらも見たい場合は、移動時間も含めて余裕を持った計画をおすすめします

子ども連れでも楽しめますか?

かまくら自体は子どもにとっても楽しい行事ですが、夜の屋外で長時間過ごすことになるため、防寒対策と体調管理がとても重要です。こまめに室内で休憩できる場所を確認しておき、無理をさせない範囲で楽しむことが大切です。雪道を歩く時間も長くなるので、抱っこひもやそりなど、小さな子どもを安全に移動させる手段も検討すると安心です。

車が運転できなくても行けますか?

鉄道で横手駅まで行き、そこからバスやタクシー、シャトルバスを利用する方法があります。雪の状況にもよりますが、車の運転に不安がある場合は公共交通機関主体の計画のほうが安全です。最新の運行情報やシャトルバスの案内は、横手市や観光協会の公式サイトで確認しておくと安心です。

まとめ

横手市の雪まつり「かまくら」は、450年の歴史を持つ小正月行事が形を変えながら受け継がれてきた、雪国らしい冬の祭りです。横手城を背景に並ぶかまくらの灯りや、蛇の崎のミニかまくらの光景、かまくらの中で振る舞われる甘酒と地元の人々のもてなしなど、現地でしか味わえない雰囲気が詰まっています。

一方で、2月の横手は厳しい寒さとなるため、十分な防寒と余裕のあるスケジュールが欠かせません。会場ごとの特徴をざっくり押さえ、シャトルバスや徒歩での移動をイメージしておくと、限られた時間でも効率よく見どころを回ることができます。

雪の中に灯るかまくらの光景は、写真や動画だけでは伝わりにくい、静かな温かさを感じさせるものです。冬の旅行先を考えるときに、「いつか横手のかまくらも見てみたい」と旅の候補に加えておくと、東北の冬を味わう選択肢が一つ増えるはずです。

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